キングコング・梶原雄太

芸人とユーチューバー、2足の草鞋を履くキングコング・梶原雄太(38)が、17日放送『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)に登場した。

カジサック名義でユーチューバーとして活躍し始めた梶原を周囲の芸人は厳しく追及。そのやりとりに注目が集まっている。

 

■10月にユーチューバーデビュー

YouTubeに動画を投稿、再生数に応じた収益を得るユーチューバー。多くの芸能人も参戦している中で、梶原は「2019年末までに登録者数100万人を達成しなければ芸人引退」を掲げ、2018年10月にユーチューバー・カジサックとしてデビュー。

11月現在ですでに40万人を超える登録者を獲得、累計2000万再生を達成するなど目覚ましい活躍をみせている。

 

■「サック」ってなに?

梶原の突然のユーチューバーデビューに「周囲の芸人が困惑している」と語ったコロコロチキチキペッパーズ・ナダル(33)は「目を覚ましてください」と苦言を呈する。

「まずカジサックってなに?」と名前について疑問をぶつけると、梶原はYouTubeの視聴者層が子供たちだと前置きし「子供たちにはカジサックさんのほうが呼ばれやすい」と持論を展開。

「カジでいい。サックってなに?」と指摘されると、梶原は「カジだとわけわからない、カジさんってなりますよ」とどうにも的を得ない反論をし「サックのほうがわけわからん」と一蹴された。

■ユーチューバー転身の背景

明石家さんま(63)は、若い世代のテレビ離れが深刻化する現状を嘆き、「テレビからすればYouTubeは敵」とテレビで生きてきた芸人としての矜持を熱弁する。

それに梶原は「だからYouTubeで活躍してスターになってテレビに戻って、小中高生をテレビに戻したい」と理想を語ったものの、周囲からは「ならテレビで頑張れ」と厳しい意見が飛び交う。

それに対して、「テレビに(出演する)隙間がない」「テレビはコンプライアンスが厳しい」「ネットなら世界にも届けられる」と梶原なりの理由を明かし必死の反論を続けた。

 

■フジモン「金欲しいからやろ?」

自身の正当性を主張し、どこかキレイごとにも聞こえる説明を繰り返した梶原に対して、フジモンことFUJIWARA・藤本敏史(47)がキレ気味に噛みつく。

「カッコつけんなよ、金欲しいからやろ? それ言うたらええやん。『金稼ぎたいです』って言うたほうが気持ちいい」と一刀両断する。

周囲の芸人らの追求に梶原は終始押され気味。芸人引退をかけたユーチューバー活動に対してナダルから「辞めてどうするんですか?」と疑問が投げかけられると、苦笑いを浮かべるのがやっとだった。

■視聴者からは厳しい意見

ユーチューバーとしての熱意と覚悟はのぞかせたものの、テレビの一線で活躍する芸人には太刀打ちできなかった梶原。

さらに後輩のチョコレートプラネットが考案した「USAゲーム」をパクって動画投稿している点も指摘されるなど、ユーチューバーの「悪い部分」が出てしまった今回の放送を観た視聴者から厳しい意見が寄せられている。

 

■支持する声も

批判的な目立ったが、ユーチューバー・カジサックを支持する層も多かった。

 

■2割は「ユーチューバーになりたい」

しらべぇ編集部で全国20~60代男女1,358名を対象に調査したところ、全体の約2割が「生活できるならユーチューバーになりたい」と回答した。

子供たちの「人気の職業」としてあがりがちなユーチューバー。生活できるならやりたいという人は少なくないようだ。

テレビではできない笑いを追求できるネットの世界だけに、YouTubeに活躍の場を求めた梶原の気持ちを理解できる芸人も実際は多いのではないだろうか。

梶原の挑戦が成功し、テレビを中心とした活動より豊かな生活ができるようになれば、ユーチューバーデビューしたいと望む芸人はますます増えそうだ。

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(文/しらべぇ編集部・サバマサシ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2016年6月24日~2016年6月27日
対象:全国20代~60代の男女1,358名(有効回答数)

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