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日本とアメリカでは「ファイナンス思考」に大きな差があります。サイバーエージェントAbemaTVと、Netflixコンテンツ投資に対する考え方の違いについて考察します。(『決算が読めるようになるノート』シバタナオキ

※本記事は有料メルマガ『決算が読めるようになるノート2018年11月15日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:シバタ ナオキ
AppGrooves / SearchMan共同創業者。東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻 博士課程修了(工学博士)。元・楽天株式会社執行役員(当時最年少)、元・東京大学工学系研究科助教、元・スタンフォード大学客員研究員。

AbemaTVとNetflixの決算を比較して見えてくるものとは?

コンテンツ投資に対する「ファイナンス思考」が違った2社を比較

今日の記事では、サイバーエージェントAbemaTVと、Netflixコンテンツ投資に対する考え方の違いを、詳しく見ていきたいと思います。

両者ともコンテンツへかなり積極的な投資を行っていますが、よく見てみるとコンテンツ投資に対する「ファイナンス思考」に大きな違いがあります。

ファイナンス思考」という言葉が初耳だという方は、ぜひこちらの名著をオススメします。

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ファイナンス思考

AbemaTVの売上は年63億円、前年比約3倍の成長

まずは、サイバーエージェントの決算から見ていきましょう。

サイバーエージェント 2018年9月期通期 決算説明会資料

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2018年度の1年間で、売上はYoY+13%の4,195件と、二桁成長が続いています。

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営業利益は、新規事業と投資育成事業を除外して考えると483億円と、 YoY+3.4%と、ほぼフラットになっています。

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今回から、AbemaTV単体での売上が公開されていますが、2018年度は売上が63億円、営業損失が208億円となっています。

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既に報道等でご存知の方も多いかもしれませんが、2019年度の見込みとしては、売上は引き続き二桁成長を狙いつつも、AbemaTVへの投資を継続して、営業利益はフラットになるという予測が出ています。

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