18日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏がメジャーリーグの新人王を受賞したエンゼルス大谷翔平選手を大絶賛。その「手のひら返し」ぶりに、ツッコミを入れる人が続出している。

 

■大谷選手に「あっぱれ」

番組では大谷翔平選手がライバル選手とのデッドヒートを大差で制し、新人王に輝いた様子を紹介する。張本勲氏はその様子を見て、「あっぱれあげてください」と一言。

続けて、

「こんなに大差がつくとは思わなかったですね。2番目のヤンキースの選手が、数字的には大谷より上なんですよ。彼は不満を持っていると思いますがね、まあ貢献度、話題性。新聞記者の投票ですからね、こんなに差がついたと思いますよ」

 

と絶賛した。

 

■「マナーがいい」と絶賛

さらに張本氏は大谷選手について、

「マナーがいいわね、スポーツ選手としてのマナーが素晴らしいですよ。私なんかも一回(新人王を)取りましたけども、ものすごく批判されましたからね、マナーが悪いと言って」

 

とお褒めの言葉。そしてなぜか、自虐も。現役時代気性の荒い選手が多かったといわれる東映フライヤーズに所属し、そのなかでも土橋正幸氏、大杉勝男氏らとともに一、二を争う武闘派といわれた張本氏。

乱闘エピソードに事欠かない同氏だけに、大谷選手の振る舞いは、「マナーが良い」と感じるようだ。

■シーズン前は「成功しない」と発言

大谷選手を大絶賛した張本氏だが、渡米前は厳しい言葉を浴びせており、不調に終わったオープン戦を見て、「四分六で成功しないと思う」と断言したことも。

さらに事あるごとに「走り込みが足りない」と批判し、同投手が右肘を怪我した際も「走り込み不足」を指摘していた。それだけに今回の「絶賛」は、前言撤回する「手のひら返し」。これにはネット民から驚きや「お前が言うな」というツッコミが入ることになった。

 

■ファンは知っていた?

メジャーリーグ嫌いの張本勲氏も認めざるを得なくなった大谷翔平選手の活躍。右肘の故障が発覚しシーズン中盤からは野手専念となったものの22本塁打を放ち、潜在能力の高さを見せつけた。

ちなみに、しらべぇ編集部が日本ハム在籍時代の2016年に行った全国の20代~60代の野球ファン443名にした大谷翔平の今後について調査では、6割が「メジャーリーグに行くべきだと思う」と回答している。

そのプレーを見たファンたちは、すでに大谷選手の才能は「メジャーで通用する」と感じていた。張本氏の「絶賛」が、少々遅すぎるように思えるのは致し方ないだろう。

「走り込み不足」「通用しない」など、張本氏の言葉を物ともせず活躍し、手のひらを「返させた」大谷翔平選手。来季は打者一本での出場が見込まれるが、今年以上の活躍を期待したい。

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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2016年12月16日~2016年12月19日
対象:全国20代~60代の野球ファン443名(有効回答数)

張本勲氏、大谷翔平選手の新人王獲得に「あっぱれ」送り大絶賛 酷評からの手のひら返しに呆れる声も