マンチェスター・ユナイテッドが以前から獲得に関心を示すローマイタリア代表MFロレンツォ・ペッレグリーニ(22)の獲得に向けて具体的な動きを見せているようだ。

イタリア『コッリエレ・デッロ・スポルト』が伝えるところによれば、ペッレグリーニの代理人を務めるジャコモ・ポチェッタ氏とユナイテッドのクラブ幹部は17日にロンドンで会談を持ったという。

▽この場でユナイテッドはペッレグリーニの現行給与の年俸100万ユーロ(約1億3000万円)の倍額以上のサラリーを支払う提案を行った模様。さらに、昨夏ローマ復帰時に設定された3000万ユーロ(約38億7000万円)の契約解除金の支払いの準備も進めているようだ。

▽一方、ベルギー代表MFラジャ・ナインゴランオランダ代表MFケビンストロートマンの放出によって主力の座を掴んだペッレグリーニに関して、ローマは条件面を大幅に改善した新契約締結に向けて話し合いを行っているという。元イタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシの数年後の引退が見込まれる中、クラブはイタリア代表MFアレッサンドロ・フロレンツィと共にローマ生え抜きの同選手を将来のカピターノと考えており、前述の契約解除条項の削除、あるいは大幅な増額によってユナイテッドを始めとするイングランド勢からのオファーに対して徹底抗戦の構えだ。

▽なお、サッスオーロ時代の恩師エウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督と共に昨夏古巣復帰を果たしたペッレグリーニは、今季ここまでの公式戦13試合に出場し2ゴール5アシストを記録。高い身体能力と運動量、テクニックを武器にトップ下のレギュラーとした印象的な活躍を見せている。

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