イタリア代表は17日、UEFAネーションズリーグ(UNL)・リーグA・グループ3のポルトガル代表戦を戦い、0-0のドローで終わった。同試合で幾つかの決定機を逸したラツィオFWチーロ・インモービレは得点力不足の責任を感じているようだ。同選手がイタリアスカイ・スポルト』で語った。

▽勝利以外、準決勝進出の望みがないイタリアは試合を通してポルトガルを押し込む展開を見せるが、インモービレを始めアタッカー陣が相手守護神ルイ・パトリシオの牙城を破れず、ゴールレスドローで試合を終えることになった。

▽同試合でエースストライカーとしての役目を果たせなかったインモービレは試合後、苦しい胸中を明かした。

「試合を通しては良いパフォーマンスだったと思う。だけど、得点力不足が自分に重く圧し掛かってきている。ただ、前を向いて次に臨みたい」

「僕たちは称賛と共に批判を受け入れる必要がある。正直なところ、一番心配しているのはチャンス自体を作れないことだ。だけど、僕たちはチャンスに関しては作れていたし、このままのプレーを続けられれば、次にはもっと良くなっていくと思っている」

「ここ数試合は高いクオリティと共にゴールチャンスも作れている。ただ、それをゴールに結びつけられていないことが大きな課題なんだ」

▽また、セリエAで2度の得点王に輝くなどクラブレベルでゴールを量産する一方、代表では34試合で7ゴールと精彩を欠くインモービレ。とりわけ、2017年9月のイスラエル代表戦以降、9試合連続でノーゴールが続いている。クラブと異なり、代表で苦戦を強いられている理由に関して問われると、今後の試合で代表でも活躍できることを証明したいと語った。

「僕は自分がもっとできることを知っている。それはラツィオでも証明しているし、イタリア代表でも証明する必要があると思っている。今、僕はとても気合いが入っているし、次の試合では必ずうまくやれるはずだ」

▽なお、インモービレを筆頭に得点力不足に悩むイタリア代表はロベルト・マンチーニ監督の初陣となった6月のサウジアラビア戦を2-1で勝利して以降、公式戦7試合連続で複数得点を奪うことができていない。

▽そのため、20日に予定されるアメリカ代表との国際親善試合では攻撃陣の奮起に期待したいところだ。

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