UEFAネーションズリーグ(UNL)・リーグA・グループ4のイングランドvsクロアチアが18日に行われ、2-1でイングランドが勝利した。

▽先月行われたUNL3戦目のスペイン代表戦を勝利した2位イングランド(勝ち点4)は、勝利すれば準決勝進出の望みを残せる中、ケインスターリング、ラッシュフォード、ストーンズらがスタメンとなった。

▽一方、15日に行われたUNL3戦目のスペイン代表戦をイェドバイの劇的弾で勝利したクロアチア(勝ち点4)は、その試合のスタメンから負傷離脱のラキティッチに代えてヴラシッチを起用。その他はスペイン戦と同様のメンバーで準決勝進出を懸けた一戦に臨んだ。

▽準決勝進出へ勝ち点3が絶対条件となる両者の一戦は、立ち上がりから一進一退の展開となる。そんな中、先にチャンスを作ったのはイングランド。11分、中盤でボールを受けたケインのスルーパスで相手DFの裏に抜け出したスターリングがボックス右から持ち込みシュートを放ったが、これはGKロヴレ・カリニッチが弾き出す。

▽さらにイングランドは、このプレーで獲得した右CKからボックス中央のストーンズがヘディングシュート。これがゴールエリア左に逸れると、ファーサイドで待っていたケインがボレーで狙ったが、これはミートせず。イングランドは16分にも、ボックス手前へのロングパスに飛び出した相手GKが弾いたセカンドボールを拾ったケインが2度の決定機を迎えたが、シュートは相手DFとGKのブロックに阻まれた。

イングランドの猛攻を凌いだクロアチアだが、26分にアクシデント。交代を要求しヴルサリコに代えてA・ミリッチを緊急投入した。その後もなかなかペースをつかめないクロアチアだったが、前半終了間際のに決定機。46分、バイタルエリア中央でボールを受けたモドリッチがゴールエリア右へ絶妙なループパスを供給。ペリシッチが反応したが、これはわずかに届かなかった。

▽ゴールレスで迎えた後半、クロアチアはレビッチを下げてブレカロを投入した。すると57分、ブレカロのスルーパスをボックス右で受けたヴラシッチダイレクトで折り返すと、これを受けたクラマリッチが切り返しで相手DFをかわしシュート。これがゴール左に吸い込まれた。

▽先制を許したイングランドは、64分にバークリーを下げてデレ・アリを投入。さらに73分にデルフとラッシュフォードを下げてリンガードサンチョピッチに送り出し、3枚の交代カードを使い切った。

▽すると、イングランドは78分に決定機。J・ゴメスが右サイドからロングスローを供給すると、ゴールエリア左のケインがワントラップからつま先で流し込む、これはGKロヴレ・カリニッチに当たるも、こぼれ球を最後はリンガードが押し込んだ。

▽逆転を狙うイングランドは、85分にも決定機。バイタルエリア左で獲得したFKからチルウェルがクロスを供給すると、ゴール前に走り込んだのケインが滑り込みながらゴールに流し込んだ。

▽結局、試合はそのまま2-1で終了。ケイン弾でクロアチアに逆転勝利したイングランドが、準決勝に進出。一方、敗戦したクロアチアリーグBへの降格が決まった。

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