ウィキる”という言葉が生まれるほど浸透し、多くの人に使われているインターネット百科事典Wikipedia」。モノゴトの詳細を手軽に知ることができるWikipediaの中で、いま“読み応えのある記事”に注目が集まっている。

 

まずネット上のWikipedia好きから挙がったのは、「三毛別羆事件」の記事。この事件は大正時代北海道・三毛別で発生した、日本史上最悪の被害が出たクマの獣害事件のこと。巨大なエゾヒグマが民家を襲い、7人が死亡・3人が重症を負っている。Wikipediaには、日付ごとに事件の詳細が細く記されており、読了した人からは「熊ほんと怖い、三毛別羆事件のWiki見てから山に入れなくなった」「三毛別羆事件ウィキ読んだ後に、もりのくまさん聞くとホラーにしか思えない」といった声が上がっていた。

 

さらに多くの支持を集めたのが、「地方病(日本住血吸虫症)」の記事。日本住血吸虫症とは、長い間その原因がわからず住民に多大な被害を与えた感染症のこと。Wikipediaでは、住血吸虫症を撲滅させるために動いた人たちの活動記録を詳しく知ることができる。こちらの記事を読んだ人からは、「日本住血吸虫症、普通に感動した。これで連ドラ作れるだろ」「読んでて2回も涙汁が出てきた」「あまりの内容の濃さと素晴らしいレポートで、何度も鳥肌が立ってしまった。いろんな感情が沸き上がってくる」などの声が。ちなみにこの記事はものすごく長文なので、時間がある時に読むことをおススメしたい。

 

ほかにも意外なところだと、芸人「ヒロシ」の記事を推す声も多かった。この記事は「ヒロシです」のフレーズで一世を風靡した、ヒロシブレイク前後の裏話を知ることができる。Wikipediaヒロシの人生を知った人たちからは、「スゴイ壮絶な人生送っててビビったし、“芸人なんて”と小馬鹿にしてた自分が恥ずかしくなった。ヒロシはスゲェよ」「ヒロシのwikiが涙なしには読めない…。この人は俺らのようなコミュ障の星だわ」といった感想が上がっている。

 

ほかにも「“ジンバブエ・ドル”の数字がめちゃくちゃになっていくのスゴイよ」「映画『エレファント・マン』の主役“ジョゼフ・メリック”の記事。映画と合わせて見ることをおススメする」「サッカーの王様“ペレ”の記事も読んでて感動した」「“沢村栄治”とか、戦争時代の野球Wikiもいいな」などの声が。どれも読みごたえ抜群だが、時間があっという間にすぎてしまうので注意が必要だ。

 

「ヒロシのwikiが涙なしには読めない…」 読み応えのあるウィキペディアの記事が話題!