18日放送の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)では、「祭り」企画にヤラセがあったとする週刊誌報道について、冒頭で音声とテロップによる厳粛な謝罪があった。
その後、スタジオにもどこか重々しい空気が漂う中、およそ1年ぶりの出演となった「オーシャンズ金子」こと俳優・金子貴俊の活躍に、多くの反響が寄せられている。
■ザトウクジラを求めトンガの海へ
金子は、南太平洋に面するトンガにて、ザトウクジラが繁殖のために群れをなして疾走する「ヒートラン」という現象の撮影に挑んだ。
3日間という限られた時間で、20キロ四方にもなる広大なエリアで「ヒートラン」が行われているポイントで潜り、写真を撮影しなくてはならず、番組スタッフが最新の撮影機材を導入するも全く役に立たないなど、アクシデントも続く。
「ヒートラン」は、オスがメスを求めて起こす求愛行動であることから、「魅力的なメス」であればあるほど規模が大きくなるという。
中には船酔いに苦しみ続けるスタッフもおり、2日間懸命に様々なポイントで潜るも、大きな群れに出会えないままロケ最終日を迎えてしまう。
■高速で泳ぐクジラを執念で追う
迎えたロケ最終日、ようやく「運」が巡ってきたことを予感させるべく、この海域では珍しいジンベエザメに遭遇。すると、ザトウクジラの鳴き声が聞こえはじめ、声のするほうへ向かうと一塊に10頭以上が群れをなす大規模な「ヒートラン」が行われていた。
ヒートランの最中、クジラたちは高速で泳いでいるため、タイミングを見計らって潜らなければ良い映像を撮ることはできない。クジラたちの進行方向を予測して潜る、という作業を繰り返し、徐々に体力が奪われていく中、ふと、クジラたちが失速するタイミングが。
すかさず潜った金子とカメラマンたちは、見事に「ヒートラン」の大迫力の映像を撮影することに成功。その壮大で感動的な映像に、スタジオからも盛大な拍手が沸き起こった。
■「持ってる!」「感動した」と大反響
インターネット上では、海の中の自然現象を相手に「奇跡」を呼び寄せたかのような感動的な結末や、スタッフらの珍道中を赤裸々に放送する同番組らしい内容に、多くの反響が寄せられている。
テロップ流れたね
お祭り企画が当分ないのは
残念だけど、番組が無くなったりしなくて良かったぁ・・・イッテQ大好きだから今夜も面白かったし!宮川さんのお祭り企画待ってるよー
金子さんって歳取らないなぁ。童顔だからかな。オーシャンズ金子。ザトウクジラとジンベエザメ。持ってるなぁ— かぐやん@固定参照必須 (@kaguyaAIM) November 18, 2018
さすがオーシャンズ金子!
いつも限られた日程で目的を達成してるよね〜
目的のクジラの映像より人間模様の方に時間割く編集ね(^^)
これこそイッテQ!
ドキュメンタリーかバラエティか?
真実か虚構か?
それよりも異国の地だからこそ垣間見える人との関わりや人間性や現地の実情が面白い #イッテQ— じゅな (@juna_xyz) November 18, 2018
なんというか、ヤラセ疑惑で冒頭に謝罪と企画中断を放送しておきながら最後のコーナーでヤラセでは出来ないオーシャンズ金子持って来るとは、日テレっょぃ #イッテQ
— Saori@ダブデカ面白いよ見てね (@saori6633) November 18, 2018
オーシャンズ金子、俺は好きだよ。
海ロケはお金かかるし自然現象の数も多くない、さらに絶対もないから多くはできないけど年2回やってくれたら最高。なんなら、ネイチャー金子でもいいな。ウユニ塩湖は本当に感動した。中島みゆきさんのヘッドライトを使用したのもその時か。#イッテQ— NEO@nasri (@NEOnasri1) November 18, 2018
「ヤラセ疑惑」の後で、人間の小手入れなど及ぶはずのない大海原での見事な映像が放送されたことに、『イッテQ』の底力を感じた、という声が続出。
■『イッテQ』はリアルタイムで見たい番組No.1
しらべぇ編集部が全国の20~60代の男女619名を対象に「もっとも生で見たいテレビ番組」について調査を実施したところ、『イッテQ』は堂々の第1位に輝いた。
世界各地で出演者・スタッフが一丸となって過酷なロケに挑み、日曜の夜に笑いと感動を提供してくれる同番組は、多くの人々から愛されているようだ。
番組作りの在り方を見直したうえで、「祭り」企画の再開を願う声も目立つ。クリーンになった「祭りの季節」の訪れを願うばかりだ。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年1月20日~2017年1月22日
対象:全国20代~60代の男女1,381名(有効回答数)
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