清純・演技派のハリウッドのトップ女優エマ・ストーン(30)。映画『ラ・ラ・ランド』(2016年)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したのも記憶に新しい。そのエマ・ストーンが、新作映画『女王陛下のお気に入り』(2019年2月15日日本公開)でキャリア初となるトップレスを披露した理由について語った。

『女王陛下のお気に入り』は18世紀初頭、フランスと戦争下のイングランドが舞台で、アン女王の寵愛をめぐりアビゲイルレディ・サラの女の争いが繰り広げられるストーリー。弱々しいアン女王をオリヴィア・コールマン、貴族に返り咲く機会を狙う召使いアビゲイルエマ・ストーン、アン女王の幼馴染で女王を操るレディ・サラをレイチェル・ワイズが演じている。監督は映画『ロブスター』(2015年)のヨルゴス・ランティモスだ。

そして、エマが『The Hollywood Reporter』に今作についての熱い想いを語った。エマは台本を読み始めた時、アビゲイルがただの「優しい少女で、被害者で、人々に仕える召使」だと思ったそうだが、読み進めるうちにどうしてもこの役を獲得したいという思いに駆られていったという。

役をどうしても欲しいと懇願するエマに、ランティモス監督は「イギリス訛りの英語のトレーニングを最低でも1か月してからでないとオーディションは受けられない」と伝えた。エマは「彼はこの映画にアメリカ人俳優を起用することを全く考えていなかったと思う」「少なくともこの役に関してはね」と振り返った。

リハーサル期間を経て精神的に少しゆとりが持てるようになったというエマは、2017年3月に始まった撮影で大きな選択をすることになった。それは「サラがアビゲイルとアン女王がベッドにいる姿を見つけてしまう」というシーンで、撮影時にベッドのシートで体を隠していたエマが、キャリアの中で初めてカメラに胸を見せることにしたということだ。エマは「撮影を続けていて、何テイクか行ったわ。私は『どうか裸にさせてほしい』って言ったの。私がシートの中にただいるっていうだけでなくて、サラの視線がそこにいくでしょう。オリヴィアは『ノー、やめときなよ!』って言ったわ。ヨルゴスは『本当にそうしたいの?』って感じだった。私は『もちろんよ』って答えたわ。私が決めたの。納得できるって感じだった。間違いなくサラに対しての(エマが中指を立てる“ファッ●・ユー”)よ」と説明した。

ハリウッド女優はラブシーンなどでヌードを披露することがあるが、自らそれを懇願する人は多くはないはずだ。今回の告白は、エマ・ストーンの女優魂を改めて感じられるエピソードとなった。
(TechinsightJapan編集部 朝倉リリー

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