年内最後の親善試合、目標は「多くの選手が誰とでも連係・連動できるように」

 日本代表は20日、新体制5試合目となる国際親善試合・キルギス戦(豊田スタジアム/19時20分)に挑む。前日会見に出席した森保一監督は、来年1月にUAEで開催されるアジアカップを見据えて「まずはより多くの選手が誰とでも連係・連動できるように、一人でも多くの選手が絡んで選手層を厚くしたい」と言及。16日のベネズエラ戦(1-1)から大幅なメンバーの入れ替えを示唆している。

 12日から11月シリーズの大分合宿をスタートさせた日本代表は、怪我で不参加となったMF青山敏弘サンフレッチェ広島)とFW鈴木優磨鹿島アントラーズ)に代わって、MF守田英正川崎フロンターレ)とFW杉本健勇(セレッソ大阪)を追加招集。16日のベネズエラ戦ではDF酒井宏樹マルセイユ)の代表初ゴールが生まれたが、1-1のドローに終わっていた。

 年内最後の親善試合となるキルギス戦に向けて「9月から積み上げてきたものを明日トライしていきたい。アジア以外の世界の対戦相手とアジアの戦いは違うことを想定しながら出していきたい」と言及。世界の強豪国を見据えつつ、アジアカップを踏まえた一戦にすると語った。

「攻撃のシステム的な形としてはまたこれから考えていきたい。まずはより多くの選手が誰とでも連係・連動できるように、一人でも多くの選手が絡んで選手層を厚くしたい」

 現時点では選手層の底上げを図りたいと語った森保監督。メンバーの大幅な入れ替えを示唆しており、ベネズエラ戦とはまた違った顔ぶれが先発に並びそうだ。


Football ZONE web編集部・大木 勇 / Isamu Oki)

キルギス戦の前日会見に臨んだ森保監督【写真:Football ZONE web】