0_e

 1958年に設立されたアメリカ航空宇宙局NASA」は今年で60周年を迎えた。

 NASAはアメリカの宇宙開発を躍進させていった。アポロ計画における人類初の月面着陸、スカイラブ計画における長期宇宙滞在、さらに宇宙往還機スペースシャトルの開発などを次々と実現させていった。

 NASAは今後、月への帰還と火星ミッションなどに向けたミッションにチャレンジする。

 最近公開されたこのプロモーションムービーは過去・現在・そして未来へと続くNASAの宇宙活動の軌跡と未来へのあくなき挑戦を2分23秒でまとめたものだ。

 タイトルは「わたしたちはNASA(We Are NASA)」

 これはちょっと感動しちゃうぞ。

―あわせて読みたい―

これは小さな一歩なんてもんじゃなかった!鳥肌が立つほどのロマン。NASAがアポロ計画で撮影した8400枚の写真を公開
失われたアポロ計画のデータが回収され、月の温度上昇という40年来の謎が解明されつつある(米研究)
火星との距離が縮まるか?NASAの新型イオン推進エンジンが新記録を樹立
月すげぇ!NASAが高画質4Kの月面ツアー映像を無料ダウンロード公開中
初期の月の写真が最新写真のように鮮明な理由。閉店したマクドナルドで行われていた「マックムーン」プロジェクト


点火シーケンス開始! 全エンジン稼働!
我々には大きな前進があった
我々は60年代が終わるまでに月へ行く (JFケネディ大統領の演説)

2

大地を震わせ、息を震わせるような革新があった
人間にとっては小さな一歩だが、空に足跡を残した
成功の上に成功を重ね 可能性を広げてきた
さあ 次の偉大な一歩を踏み出そう

4

ーーそしてアメリカの探求は次の章へーー

月へ帰還し 拠点を構えるのだ

6

そして火星へ!

可能性を広げ 理解を深めるために
ミッションの基礎はすでに形になっている
新たなシステム 大胆なデザイン 持続可能なミッション
我々はそれを聞き 味わい 触れることができる

9

我らは前進する
訓練と実験を重ね 開拓者スピリットをパーツに込める

3

コードに決意を書き込み
パートナーたちと共に 成功を揺るぎないものにする

10

これは架空の物語ではない
国旗や足跡を残すためのものでもない
これは連綿と続く科学であり 人類の魂を進歩させるためのものだ

11

我らは開拓者であり 星の旅人であり
思想家であり 先見者であり 実践者だ

1

我らは巨人の肩の上に立ち 人類を未踏の地へ歩ませる者だ
我らの名を 史上最大の冒険者として刻もう
日々 あらゆるミッションで この使命を全うしよう

13

我らの名はNASA
設立から60年 まだまだこれからだ

We Are NASA

月への帰還と火星ミッションに向けて始動

 昨年、物理的な宇宙探索の延長を指示した宇宙政策指令1(Space Policy Directive-1)が、トランプ米大統領によって署名された。

 この持続可能な宇宙探査計画という要請に応えるため、NASAは議会に国家宇宙探査キャンペーン(National Space Exploration Campaign)という計画を提出。

 同キャンペーンは、「人類の経験のフロンティアを拡大し、地球・地球外の世界・宇宙における自然現象の科学的発見を行うために、人とロボットによる探査ミッション」を予告している。

 その戦略的目的は次の5つだ。

・地球低軌道における有人宇宙飛行活動を商業活動に移行させ、NASAおよび新興民間セクター市場の需要をサポート。これによって政府が全費用を負担しなくてもいいようにすること

・月面活動をサポートし、地球・月間の宇宙外でのミッションを容易にする能力の確立へつなげること

・一連のロボットを利用したミッションを通じて、月資源の科学的発見と特性評価を促進すること

・宇宙飛行士を月面に帰還させ、持続可能な探査利用活動を行うこと

・火星その他惑星への有人飛行ミッションに必要となる能力を実証すること


 1969年7月のニール・アームストロング/バズ・オルドリンから1972年12月のユージン・サーナン/ハリソン・シュミットまで、これまでNASAは月への有人飛行ミッションを6度成功させてきた。月に到達した宇宙飛行士は合計12人。

 そして今、新たなるNASAのチャレンジが始まろうとしている。

10_e
written by hiroching / edited by parumo

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52267771.html
 

こちらもオススメ!

―動画の紹介記事―

独創性すごいけど機能性はわからん。折り紙のように開くドア
三輪自転車でメキシコ全土をめぐり、犬を保護しながら引き取り手を探す旅を5年間以上続ける男性
ねえどうやったらそんなに大きくなれるの?ボクも大きくなれる?ねえなれる?(ダルメシアン犬)
これは意外と鮮明ですよ。晴れの日にネバダ州タホ湖で目撃されたUFO動画(アメリカ)
行方不明となった霊能者はメッセージを送っていた?犯行現場と思われる場所にあった翼の生えた人影とは?(アメリカ)

―自然・廃墟・宇宙についての記事―

グリーンランドの氷河の下で巨大なクレーターが発見される
ダークマター検出に朗報。地球に吹きすさぶ星々の嵐がダークマターの観測を可能とするかも!?(スペイン研究)
南極の下で失われた大陸の名残りが発見される(ドイツ・イギリス研究)
アメリカで目撃情報多発!夜空を紫色に染め上げる謎の光の正体は?
オゾン層は回復に向かっている。気候変動問題に対する希望であると国連レポート
「わたしたちはNASA」 設立から60周年を迎えるNASAが過去・現在・そして未来へと続く感動のムービーを公開!