株式会社トプコン(東京都板橋区)の完全子会社であるTopcon Healthcare Solutions, Inc.(米国)とヘルスケア領域における最先端のAI自動診断技術を有するIDx Technologies, Inc. (米国) は、IDx社が開発した世界初の糖尿病性網膜症AI自動診断システム「IDx-DR」に関する独占契約を締結しました。



AI画像診断で糖尿病性網膜症による失明の予防

「IDx-DR」は、眼底画像から糖尿病性網膜症を即座に検出するシステムとして、FDA(米食品医薬品局)が世界で初めて認証した自律型AI診断システムです。本合意に基づき、両社は米国における「IDx-DR」の販売において、トプコン製フルオート眼底カメラ 「TRC-NW400」 を独占的に採用することになります。



今回のFDA認証は、「IDx-DR」のAI自動診断システムが、プライマリケア(初期診療)の環境下で、専門医並みの診断が行えることを実証した臨床事例のひとつとなりました。「IDx-DR」は「TRC-NW400」に関して最小限のトレーニングを受けたオペレーターが撮影した網膜のデジタル画像を独自のAI アルゴリズムで解析し糖尿病性網膜症の陽性か陰性かの判断を行います。これまで、正しい診断結果の検出率は実に96%にのぼっています。



提携について、医学博士で、IDx社創業者兼CEOであるマイケル・アブラモフ氏は次のように語っています。 「診療現場において、自律型AI診断が効果的に機能する為には、使いやすさと、常に高品質の画像が得られることが極めて重要です。トプコンは、フルオートで使いやすい眼底画像診断装置の開発において、革新的なマーケットリーダーです。我々は、疾患の早期発見を誰もが簡単に、手ごろな価格で提供することで、失明予防と眼の健康に貢献できる」



(画像はイメージです)



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