スペインのペドロ・サンチェス首相が、モロッコのサアデディン・アル・オスマニ首相にポルトガルも含む3ヵ国での2030年ワールドカップ(W杯)共催を持ち掛けたようだ。スペインマルカ』が報じた。

▽ラバトで行われた会談で持ち掛けられたこの提案。記者会見では言及されなかったが、スペイン方面の情報によるとかなり真剣なものであるとのこと。さらに、オスマニ首相は歓迎しており、同様にサンチェス首相に面会の場を設けたモロッコ国王のムハンマド6世まで伝わっている可能性もあるようだ。

モロッコは、過去に1994年1998年、2006年、2010年、2026年にW杯の開催を申請したが実現しておらず。スペインとしても、サンチェス首相が国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニインファンティーノ会長、スペインサッカー協会(RFEF)のルイス・ルビアレス会長との会談を行った後から、2028年のユーロもしくは2030年W杯招致を目指しているとされており、両国の思惑は合致する。

スペインモロッコポルトガル以外には、アルゼンチンウルグアイパラグアイの南米3ヵ国が2030年W杯共催に向けて正式に申請済み。また、イングランドスコットランドウェールズ、北アイルランドが共催する案もあるようだ。

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