中国メディア・東方網は19日、「名が広く知れ渡りつつある日本の秋田犬は、一体どんな特徴をもっているのか」とする記事を掲載した。

 記事は「秋田県はここ数年、世界各地における知名度がますます高まっている。知名度の上昇と切っても切り離せないのが、忠犬ハチ公を題材にした映画であり、飼い主を待ち続ける忠実なハチ公に感動した人も多いはずである」とした。

 一方で、中国ではハチ公について「多くの人が柴犬もしくは中国本土を原産とする犬種だと誤解していた」と指摘。実際は日本の秋田を原産とする大型犬種の秋田県であるとしたうえで、その特徴について紹介している。

 映画の中で主人を毎日待ち、素朴で誠実かつ信頼感のあるイメージを抱かせた秋田犬について記事は「日本における家庭用のペットとして、優れた仕事能力や家の管理能力を持つ。農村地域では猟犬として主人が獲物を見つけるのを手助けするのだ」と説明した。

 そして、「今や秋田犬は全世界で非常に人気のある家庭犬となっている。また、外交でも活躍しており、数年前には日本からロシアプーチン大統領秋田犬の『ゆめ』が寄贈され、両国の距離を縮めるうえで一役買った」と紹介。さらに、かつて米国の教育家ヘレン・ケラー氏にも日本から秋田犬が贈られたことを伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

世界的に人気が高い日本の「秋田犬」、その魅力はどこにあるの?=中国メディア