ハワイ島にはこの島でしか食べることのできないグルメや、この島に本社がありそこだけで手に入れたり食べたりすることができるグルメも多い。今回はハワイ島にきたら訪れて欲しい定番のグルメスポットを5つ紹介しよう。
ビッグアイランドキャンディーズ／Big Island Candies
「ビッグアイランドキャンディーズ」は1977年にハワイ島でスタートしたお菓子のメーカーだ。創業時から続く「すべての製品にできる限りヒロ産の材料を使い、ヒロにある工場だけで生産する」というポリシーを大切に守り続けている。菓子職人だった社長が試行錯誤して造り上げた「チョコレートショートブレッドクッキー」は、長方形のクッキーに斜め半分だけチョコレートをディップした商品。チョコチップやコーヒー、レモンピールなど数多くのフレーバーが用意され、今ではハワイ島の定番お土産となっている。
ハワイ州にはハワイ島ヒロにある本社とアラモアナセンターに唯一の直営店があるが、ショップが併設された本社を是非訪れてみてほしい。ガラス越しにクッキーを製造しているところを見学できるほか、ここでしか買うことのできない「本店限定商品」も数多くある。ひとくち食べるとほろほろっと崩れるクッキーの食感と、口の中に広がるフレーバーの豊かな香りは自分用のお土産にも欲しくなるクッキーだ。
ビッグアイランドキャンディーズ／Big Island Candies
- 住所：
- 585 Hinano St,Hilo
- 電話番号：
- 808-935-8890
- 営業時間：
- 8:30～17:00
- 定休日：
- 無休
スイサンフイッシュマーケット／Suisan Fish Market
ハワイ島ヒロにあるリリウオカラニ・パークの近く、リヒワイ・ストリート沿いにある「スイサン」は1907年に創業した海産を扱う店。その日採れた新鮮な海の幸をハワイ島で暮らす人たちに提供している。ハワイ島を訪れる観光客には「美味しいポケボウル」を食べられる店として広く知られており、ヒロを訪れた観光客やこの店の味を知っているローカルが美味しいポケボウルを求めてこの店を訪れる。
店内には定番のアヒ（マグロ）をはじめ、サーモンやハマチなど数多くのポケが並びどれも美味しそう。それもそのはず、ここで作られるポケはその日に獲れた新鮮な海の幸を使ったものばかり。そのため価格は仕入れの値段によって変わることもあるので、店内の黒板を確認しよう。ポケとご飯を別々の容器に入れてもらうことができ、ご飯は白米とブラウンライスが選べる。
注文すると店のスタッフがふりかけをかけるか聞いてくるが、ここではかけてもらうのがお勧めだ。店の前にはわずかながらイートインスペースもあり、満員なら隣のカフェで飲み物を買ってピクニックテープルを使わせてもらうのもよいだろう。
スイサンフイッシュマーケット／Suisan Fish Market
- 住所：
- 93 Lihiwai St, Hilo
- 電話番号：
- 808—935-9349
- 営業時間：
- 8:00～17:00 、土曜 8:00～16:00
- 定休日：
- 日曜
カフェ100／Cafe 100
ハワイのローカルフード「ロコモコ」は、学生から「今財布にある￠35で満腹になれるものを作って欲しい」といわれて生まれたことはよく知られている。その時代から現代までロコモコを求めて多くの人が訪れるのが1946年にスタートした「カフェ100」だ。
日系人の創業者が第二次大戦中に日系人を中心とした「第100大隊」に所属していたことから、この名が付けられた。当時炊事兵だった彼はその時にロコモコのオリジナル・レシピを考案し、ハワイ島でこのレストランを開いたところ人気になったという。ワイキキなどで見かけられるとても豪華なロコモコと違い、ハンバーグにグレービーソースと玉子がのったシンプルなもので、このことがこの店を「発祥の地」とする理由の一つなのだろう。
素朴な味のシンプルなロコモコの他、チリコンカンが入ったキラウェアロコモコやスパムやソーセージが付くスーパーロコモコなどバリエーションも豊富。ロコモコ以外のメニューも豊富なので、ヒロを訪れたら足を運んでみてはいかがだろう。
カフェ100／Cafe 100
- 住所：
- 969 Kilauea Ave, Hilo
- 電話番号：
- 808-935-8683
- 営業時間：
- 6:15～20:30 、金曜 ～21:00、土曜 ～19:30
- 定休日：
- 日曜
- URL：
- http://cafe100.com/
テックスドライブイン／TEX Drive In
ポルトガル移民のテイシェイラ（Texeira）ファミリーが1969年にオープンさせた「テックスドライブイン」。開業したファミリーの名から店名を付けたこの店は、ハワイ島で一番古いマラサダの店として知られている。マラサダはドーナッツのようなポルトガルのお菓子で、パン生地を油で揚げてグラニュー糖をまぶしたもの。
ここではオーソドックスなマラサダの他、「バーバリアン（カスタードクリーム）」、「チョコレート・クリーム」、「グァバ」、「アップル」など、中にジャムやクリームを入れたマラサダも10種類販売されている。他の店で売られているマラサダは丸いものが多いが、この店のマラサダは大きな四角形で、ふっくらとしたマラサダをほおばれば、モチモチとした食感を味わえ、食べ応え十分。
他にもビーフやチキンのプレートランチやサンドイッチ、ハンバーガーなども販売されており、景色の綺麗なイートインスペースもあるので、ビッグアイランド北部をドライブするときには休憩場所として是非利用してほしい。
コナ・ブリューイングパブ／Kona Brewing Pub
キング・カメハメハホテルから歩いてすぐの場所にあるのが、ハワイで最も有名な地ビールを楽しめる「コナ・ブリューイングパブ」だ。日本でもおなじみの「ロングボード」や「ビックウェーブ」をはじめ、10種類以上のコナ・ビールを味わうことができる。グラスのサイズは473mlの「パイント」とその半分の「ハーフパイント」を選べるほか、飲みたいビール4種類を選び少し小さめのグラスで試し飲みできる「サンプラー」も用意されており、ビールをあまり飲めない人でも色々な銘柄のコナ・ビールを楽しむことができるのも嬉しい。
もちろん料理メニューも充実しており、つまみからサラダメニュー、がっつりと食べられるメニューまで揃い、なかでもピザには定評がある。パブの隣にはビールを醸造している工場もあり、試飲ができる見学プログラムも開催されている。ランチタイムとディナータイムに近い時間に開催されているので、工場を見学した後にパブに立ち寄るのもお勧めだ。
ハワイ島は別名ビッグアイランドと呼ばれるように、ハワイで最も大きな島でグルメスポットも各地に散らばっている。この島を訪れたならレンタカーなどを利用してハワイ島の定番グルメを味わってみて欲しい。
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