人(andriano_cz/iStock/Getty Images Plus)

警視庁麻布署は17日までに、東京都内の路上で知人の男子大学生(22)の首を絞めてバッグを奪った強盗の疑いで、ともに日本大学4年の男(22・21)を逮捕した。

事件の重大さと、男たちが関わっていたとされる悪質なサークルの実態に、ネット上では様々な声があがっている。

 

■イベサー幹部が強盗

報道によると、逮捕容疑は6月14日夜。2人は「TL」というイベントサークルの幹部で、首を締められた男性はここの元メンバーだったという。男性は脱会後も運営費として36万円の支払いを要求されていたが払えず、男たちが強硬策に出たと見られている。

TBSNews」によると、このサークルに入るには「負担金」が必要で、ひとりあたり月2万6000円という、学生サークルにしては高額なものだった。また、メンバーになるとイベントごとに3~4人勧誘するよう強制されていたが、出来ない場合、退会時に罰金として支払う必要があったという。

 

■上は儲かるシステム

しかし一方で、勧誘に成功した際、チケット代の一部がメンバーに払い戻され、勧誘すればするほど、収入が入る仕組みにもなっていたという。

また、負担金を支払えなくなった学生の中には、学生ローンに連れて行かれたり、辞めるための費用を求められるなどの被害も報告されていたとのことだ。

■「まるでネズミ講」と批判

この報道に対し、ネット上では「まるでネズミ講」「ヤクザのやり方と同じ」など、非難の声が相次いでいる。

・田中理事長の暴力団イズムは日大のガキどもに継承されているようだな

 

・大学生とは名ばかりの輩が多いな

 

・やり方がまんまヤクザで草

 

・借りてもいないお金の借用書を書かせて借金漬けにしてヤミ金宜しく取り立てる「ネズミ講サークル

 

■4分の3は「ヤクザは怖い」

「まるでヤクザみたい」との声も出ていた今回の事件。

しらべぇ編集部が「ヤクザは怖いと思う?」という調査を行なったところ、全体の74.4%が「怖い」と回答していた。

グラフ

暴対法などの影響で年々減少しているとされるヤクザだが、とは言え「ヤクザ的な行動をする人」という意味で見れば、そのような輩はどこにでもいるのが現実だ。

大学生は、危なそうなサークルには近づかないようにしておこう。

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(文/しらべぇ編集部・尾道えぐ美

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2018年10月19日~2018年10月22日
対象:全国20代~60代男女1,537名(有効回答数)

日大学生2人が強盗容疑で逮捕 イベサー実態に「まるでネズミ講」「ヤクザの手口」と震撼