途中出場のキルギス戦は後半28分に中島の新体制初ゴールをアシスト

 日本代表MF堂安律フローニンゲン)は、20日に行われた国際親善試合キルギス戦(4-0)に途中出場し、1アシストを記録した。試合後には、日々大きくなる“2列目トリオ”への注目に対し、「3人でプレーするわけではない」と牽制している。

 日本は16日の国際親善試合ベネズエラ戦(1-1)から先発11人全員を入れ替え。ベンチスタートとなった堂安は2-0で迎えた後半14分からピッチに立つと、同28分にチーム4得点目となるMF中島翔哉ポルティモネンセ)のゴールをお膳立てした。

 中島が新体制初ゴールを決め、9月から攻撃を牽引してきた2列目の堂安、中島、MF南野拓実ザルツブルク)の三銃士全員が森保ジャパンで得点を挙げたが、堂安はそれを意に介さない姿勢を見せた。
 
「チームは3人でプレーするわけではないし、3人が取れたから良いということもない。僕が出る時はアグレッシブサッカーができると思っているし、ワクワクさせるようなプレーができれば良いと思っている。ジョーカーの役割を示すとか深く考えてはいないけど、与えられて役割を果たすこと。下に見るわけではないけど、こういう相手にやれないと先はないと自分にプレッシャーをかけた」


アジアカップ優勝に向けて「自分にしかできないプレーがある」

 また、来年1月に控えるアジアカップについても、「自信は常に持っているけど、確定じゃないのも分かっているので。さらに自信をつけて中心になっていけるようにやりたい。本大会になってみないと分からないこともあるし、僕が考えても無駄だと思う。何も知らないので」と語りつつ、年代別代表でアジアの戦いを経験したなかで、思い通りにいかない展開に直面することも想定しているようだ。

「(アンダーでも)なかなか点を取れないという状況があって、GKがすごく当たるとかそういうこともあった。ベンチで(吉田)麻也くんとそういう話になって、なんでなんすかねと言ったら、分からんと。独特な雰囲気があるとも言っていたので」

 2018年内最後のテストマッチを終えた堂安は、「自分にしかできないプレーがあると思うし、それを示していければ自然とチームに貢献できて、優勝に結びつくと思う」と、自信を覗かせていた。


Football ZONE web編集部)

日本代表MF堂安【写真:Getty Images】