会社の同僚がかなりの額を貯金しているのを知ってビックリしたなんていう経験はありませんか? 同じ収入でも貯金額は人によって大きく異なるものです。

貯金はなんとなくできるものではありません。きちんと目標を持ち、計画的に行う必要があります。

今回の記事では貯金がなかなか増えないと悩んでる方に、まず取り組んでほしい基本的なコツを4つ紹介します。

その月に必要になる出費を給料日に計算して余裕資金を確認

まず毎月の習慣にしておきたいのは、給料日にその月に絶対必要になる出費を計算することです。

計算する項目は、家賃、通信費、光熱費、保険料などの固定費と、クレジットカードの引き落とし、冠婚葬祭などのその月だけの特別出費です。

給料の手取り額から上記の出費を差し引いた額がその月に使うことができる余裕資金になるので、それを食費、交際費、美容費、衣服費などに当てることができます。

食費は使わないわけにはいかないものですが、その月の経済状況によって割振額を変えることができます。余裕資金を確認して資金繰りが厳しそうなら、昼食はお弁当を持参したり、外食は何回・いくらまでなど決めると良いでしょう。

交際費・美容費・衣服費などは計画がないと使いすぎてしまうので、余裕資金から今月はいくら使えるのか確認した上でプライベートのスケジュールを立てるようにしてください。

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お金を貯めたいなら積立定期預金が鉄板! 一度決めたら解約しない

余ったお金を貯金するというのは、実はハードルが高いものです。

お金を貯めたいなら先取りで貯金をするのが合理的! 積立定期預金なら給料日やその次の日に振替を設定しておけば、自動的に毎月定額で貯金が増えていきます。

ボーナス月は多めに設定することもできるので、その時に必要ない分は将来を見越して多めに積み立ててしまいましょう。

しかし、無理な額を設定して解約を繰り返すようでは意味がありません。解約は比較的簡単にできるので、1回解約すると癖がついてします。

前項で計算した毎月の余裕資金の範囲内で、無理なく貯金できる額を積立定期で積立し、目標を達成するまで解約はしないようにしましょう。

出費が多いなら固定費の見直しをしよう

余裕資金があまりにも少なく、貯金に回せるお金が少ない場合は、毎月必要になる固定費を見直す必要があります。

家賃は毎月の固定費の中では一番大きな額ですが、後から減らそうと思っても引越費用や敷金・礼金などそれ以上に出費が増える可能性もあるので、なかなか困難です。

一般的に家賃は手取りの3分の1に収まるように設定すると良いと言われていますので、家選びは慎重に行い給料に見合った家選びをするようにしましょう。

一方、固定費の見直しがしやすいのは携帯料金や保険料、光熱費です。

まず、携帯料金は大手キャリアから格安SIMへ乗り換えることで半額ほどに下がる場合があります。

また、保険料も大きく減らせる可能性がある固定費です。保険はもしものためのお守りのようなもので、ほとんどの場合は損をします。日本は公的な医療制度が整っていますし、失職した場合も失業保険があります。

独身なのに高額の死亡保証が設定されていないか、過剰すぎる保証内容ではないかということをチェックし、掛金が減らせそうなら減らしましょう。

光熱費電力自由化により、自分で利用する電力会社を選ぶことができるようになりました。金額が大きく変わるわけではありませんが、同じだけ使って少しでも安くなるなら変えた方がお得です。

クレジットカードからデビットカードへ移行

クレジットカードはマイルやポイントを貯めることができる機能があり、上手く利用すれば得をしますが、先払いを良いことに使いすぎてしまう方には向いていません。

クレジットカードも借金と変わりなく、支払いが滞るとブラックリストに載ってしまいます。将来、家や車を購入しようと思った時に借入できない可能性もあり、取り扱いには十分注意する必要があります。

しかし、銀行のATMで現金を引き出すのは意外と面倒ですよね。そんな時には支払時すぐに口座から現金が引き落とされるデビットカードを活用しましょう。

ついつい買いすぎてしまうネット通販なども、デビットカードにすることで本当に必要なものかとよく考えてから購入する習慣が自然にできますよ。

まとめ

貯金をなんとなくするのは難しいですが、貯金体質になれば自然に増やせるようになります。

収入を増やせないならば不必要な固定費を減らし、無駄な出費をしないように心掛け、積立定期で自動的に貯金を増やす仕組みを作ってしまいましょう。

収入と出費のバランスを毎月確認し、身の丈に合った生活をすることで貯金を増やしていってくださいね。