中国人にも高級ブランド品の虜になっている女性は多いようだが、中国メディアの捜狐は16日、「日本では高級ブランド品を中古で販売する店が人気となっている」ことを紹介する記事を掲載した。

 為替や関税の関係から、中国人にとっては国内でブランド品を買うより海外のほうが安く手に入るケースが多いようで、中国人女性のなかには日ごろのストレス発散や気分転換のため、買い物をするために海外旅行に出かける人は少なくない。こうした傾向はかつての日本のようだが、1つ違うのは中国には日本と違ってブランド品のリサイクルショップがないということだ。

 中古品に抵抗を感じる中国人が多いためか、中国には日本のようにリサイクルショップそのものが少ない。それゆえ、中国人が日本のブランド品のリサイクルショップを見ると、「なぜこれほど質の高い、充実した品ぞろえが可能なのか」と疑問に感じるという。

 記事は、日本人の中古品に対する抵抗感は中国人ほど強くないことを紹介しつつ、日本では中古品販売店は正式な許可を得て開業しており、品質が担保されることを紹介。さらに、ブランド品などでは偽物が販売されないように専門の鑑定士がチェックしたものが販売される仕組みがあることから、日本では中古品市場が一大産業になっていることを紹介した。

 中国国内にはブランド品のリサイクルショップはほとんど存在しないが、ブランド品好きの女性が増えていて、しかも日本のリサイクルショップに多くの中国人旅行客が殺到しているのを見ると、今後は日本のようにリサイクルショップの需要が生じてくるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

日本の「ブランド品のリサイクルショップ」はなぜ充実した品ぞろえが可能なの?=中国