ニューヨーク州の幸せそうだった一家に思いもよらぬ悲劇が起こった。自宅で銃の手入れをしていた夫が誤って妻を撃ち、死なせてしまったのだ。警察によると、夫は合法で銃を所持していたという。『PEOPLE.com』『New York Post』『The New York Times』などが伝えている。

11月15日の夜、ニューヨーク州コリンスに住むアシュリーローゼンブロックさん(34歳)が、夫エリックさん(35歳)の銃に撃たれて死亡した。

同州レイクジョージにある中学校で科学教師をしているエリックさんは、この日雪が激しくなってきたことからいつもより早めに帰宅したところを近隣住民のリタ・モリッシャーさん(74歳)に偶然にも目撃されていた。しかしその後に起こる悲劇を、誰が予想できたであろうか。リタさんは当時の様子をこのように話している。

「銃声は聞こえませんでしたが、午後10時半頃にパトカーサイレンを聞きつけ外に出たのです。そうしたらアシュリーさんがストレッチャーに乗せられて運び出されるのを見て、驚きました。エリックさんは、震えが止まらない様子でした。大変なことになってしまって、エリックさんが今後どうやって乗り越えていくのか想像もつきません。子供たちのことを思うととても心配です。」

捜査にあたったニューヨーク州警察によると、エリックさんは合法的に拳銃を所持しており、手入れをしていた時に誤ってアシュリーさんを撃ってしまったということだ。アシュリーさんは搬送先のサラトガ病院で死亡が確認されたという。夫妻には女の子2人、男の子1人という幼い3人の子供がいるが、5年前には当時1歳半だった娘ヴィヴィアンちゃんを敗血症で失くしている。アシュリーさんは、子育てをするかたわら自宅で財布や子供たちの装飾品を売る仕事をしていたようだ。

11月17日アシュリーさんの検死が行われ、結果は調査時点で発見された情報や証拠と一致していたものの、捜査は今も続行中である。なお現時点で逮捕者は出ていない。

アシュリーさんとエリックさんは、10代の頃に第一合同メソジスト教会で知り合った。近所に住むマイケル・ナップさんは「とても幸せそうな家族だった。こんなことが起こってしまって胸が痛む。本当にいい人たちなんだよ。あまりにも悲劇だ」とショックを露わにしている。アシュリーさんの追悼式は、21日に第一合同メソジスト教会で執り行われる予定だという。

画像は『New York Post 2018年11月17日付「Woman fatally shot as husband was cleaning gun: cops」(Ashley Rosenbrock Facebook )』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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