犬(©ぱくたそ)

21日、日本テレビ系情報番組『スッキリ』で、現在、韓国の愛犬家の間で流行しているという「空ショット」が取り上げられ、ネット上で物議を醸している。

 

■「空ショット」とは

空ショットとは、小型犬を空中に放り投げ、空を背景にした写真を撮ること。

構図の中に犬と青空、そして白い雲などしか入らないため、手軽に雰囲気のいい写真が撮れるのが特徴だ。

番組では、この写真の撮り方が流行している背景にはインスタグラムの存在があると指摘していた。

 

■犬には相応のリスクが

しかし、小型犬は骨があまり強くないため、落下すると骨折や、最悪命に関わる危険性もあるという。

また、写真の中には犬が怖がっているように見えたり、空中で体勢を崩しているように見えるものもあった。

■非難の声が相次ぐ

この放送を観た視聴者からは、非難の声が相次いでいる。

しかし、一方では「撮りたくなる気持ちはわかる」など、理解を示す人も。

 

■赤ちゃんを空中に放り投げるケースも

また、ツイッター民の中には「空ショットが虐待なら、人間の高い高いはどうなんだ…」「幼児を空中に投げてる親も最近はいる」など、愛犬ではなく幼い我が子を空中に放り投げ、写真を撮る人々に疑問を示す人も。

引用は控えるものの、たしかにインスタグラムで「#高い高い」と検索すると、幼い子供を1メートル以上空中に放り投げる写真が多数確認できる。

赤ちゃんも笑顔なのが犬とは違うところだが、当たり前だがその行為に彼らの意思が反映されているわけではない。

どこまでが遊びでどこからが虐待かの線引をすることは非常に難しいものの、もしこれらがSNSがなければ起こらない現象だとしたら、我々は一度真剣にネットとの付き合い方との接し方を考えるべきタイミングに来ているのかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・尾道えぐ美

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