大分トリニータは21日、MF清本拓己(25)との来シーズンの契約を更新しないことを発表した。

▽2016年にFC岐阜から期限付き移籍で大分に加入した清本。加入初年度は明治安田生命J3リーグで29試合7得点を記録し、チームのJ2昇格に貢献していた。その後、2017年に完全移籍を果たし、今シーズンは明治安田生命J2リーグに26試合出場で4得点を記録して、チームのJ1昇格の力となった。

▽大分退団を受け、清本はクラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。

大分トリニータが大好きです。そして、みんなで勝ち取ったJ1昇格という素晴らしい結果、本当に嬉しかったです。口下手であまりいいことは言えないですが、今の素直な気持ちを伝えます」

「トリニータがJ3降格した時の悔しさは知りません。でも、僕がJ3のトリニータに来た時、クラブの施設、スタジアムの凄さ、ファン・サポーターの気持ちの熱さ、それを肌で感じた時はこのチームがJ3にいてはいけない。もっと上で戦えるはずだって思いました。この3年間、僕にとってはいろいろな経験ができ、とても成長できました。1年でのJ2復帰、プロ人生初の大怪我、3年でJ1昇格。こんなに経験できる選手はそんなにいないと思います。そこにいれただけでも幸せです。試合に全く絡めてない時にトリニータに拾ってもらって、試合に出るようになって自信も付いたし、怪我した時はチームが全力で助けてくれて、怪我したことは全然幸せじゃないないですけど、そのおかげで強くもなれました。本当にこのチームには感謝しかないです」

「でも、ただやっぱりみんなとJ1でやりたかった。この気持ちは隠そうにも隠しきれない事実です。しかし、僕はまだJ1でプレーできるレベルではありませんでした。この3年間、僕がチームに何ができたかって言ったら最初の年のJ2復帰だけだと思います。J2に上がってからはほとんど貢献できず、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。でも、少しでも清本のドリブル好きだったなって思ってくれる人がいたら幸せです。どこに行っても僕は大分トリニータを応援するし、大分トリニータが大好きです。J1で輝く大分の作り上げたサッカーを見せて欲しいです。バモストリニータ!!3年間ありがとう」