ラネクシー(竹田昌生社長)は11月21日、イメージバックアップツール「ActiveImage Protector 2018-RE」のラインアップの一つで、Hyper-Vホスト全体と仮想マシン全ての保護を可能とするエディションの最新版として「ActiveImage Protector 2018-RE for Hyper-V Enterprise」の販売を開始すると発表した。提携代理店経由で、12月3日に受注を開始し、出荷開始は12月6日を予定している。

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 今回の最新バージョンでは、ReZoom it!(仮想マシンリストアできる機能)を実行すると、開始と同時に仮想マシンを起動してすぐにそのマシンを使えるようになる「ReZoom it!ライブ」機能を新たに追加した。仮想ディスクのリストアはバックグラウンドで処理するため、完了後、再起動することで復元中に変更されたデータも含めて継続使用できる。

 また、バックアップ完了後すぐにブートチェックする機能や、ファイル復元機能も追加した。ブートチェックは、ActiveImage Protector–REが稼働するホスト上のハイパーバイザーを使用して、バックアップイメージファイルが確実に起動できる状態であることを即座にテストできる機能。イメージファイルから直接起動するため、低リソース、短時間で起動確認を完了できる。

 ファイル復元機能では、バックアップイメージファイルから指定したファイルやフォルダーをActiveImage ProtectorのGUI上で個別に復元することが可能となった。その際にマウント機能による単なるファイルコピーでは欠落してしまうアクセス権などのファイルに付与された情報も、そのまま復元できるようになった。

 このほか、USBメモリーに加えて、USBハードディスクで起動する復元環境をユーザーが作成できるようになった。ハードディスクの起動環境では、後方にデータ領域を作成するため、バックアップイメージなどを保存しておくことができる。