俳優の新井浩文林遣都がダブル主演を務める映画『善悪の屑』が2019年に公開されることが決定。渡邊ダイスケによる人気漫画を実写映画化する本作について、新井は「これ実写化して大丈夫なんですかね」とコメント。原作を読んだ林は「人間誰しもに潜む怪物を呼び覚ましてしまう、ある意味恐ろしい作品といった印象でした」と語っている。

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 本作は、残酷で痛快な復讐劇と濃厚な人間ドラマが各所で絶賛された『善悪の屑』と、その第二部『外道の歌』(ともに少年画報社ヤングキング」連載)を原作に、『貞子 VS 伽椰子』『不能犯』の白石晃士監督がメガホンをとったクライムサスペンス。古書店を営むかたわら、依頼人からの復讐代行を請け負う鴨ノ目武ことカモ(新井)と、相棒の島田虎信ことトラ(林)の凄惨な戦いを描いていく。ヒロインの菜々子役をモデル、女優として活躍する馬場ふみかが務める。

 12月にクランクインする本作。主人公のカモを演じる新井は、これからスタートする撮影について「原作の髪型に寄せるので、普段恥ずかしくないように、新しい帽子を買います」とコメント。

 カモとバディを組むトラを演じる林は「映画だからこそできる、やるべき作品への出演に心が踊っております」と語り、「悲しみを抱えながら正気と狂気の狭間を行き来し、その瞬間を存分に味わい尽くしたいと思っております」と意気込みをあらわにした。

 白石監督は「こんな仕事を待ってました。この映画、私がやらずに誰がやります? どう考えても、やるべくしてやることになった映画です」と自信がみなぎるコメントを寄せ、原作の渡邊は「白石監督や皆さんの手で、僕が描いた原作とは一味違う『善悪の屑』を作って頂けたら幸いです」とエールを送っている。

 映画『善悪の屑』は2019年全国公開。

映画『善悪の屑』に出演する(上段左より)新井浩文、林遣都、馬場ふみか(C)2019日活