呆れる女性PRImageFactory/iStock / Getty Images Plus/写真はイメージです)

年齢を重ねるにつれて、相性が合う好きなタイプ、苦手なタイプが鮮明になってくることは自然なこと。時には、誰かの悪口を吐き出したり聞いたりすることもあるだろう。

女性専用匿名掲示板「ガールズちゃんねる」では、悪口めいた言葉を発したあとの「悪い人じゃないんだけど…」という言葉についてのスレッドが立ち、様々な意見が寄せられている。

 

■「悪い人じゃないんだけどね」って

投稿者は、ちょっと問題のある人に対して「悪い人じゃないんだけどね…」という言葉をよく聞くという。話の内容を聞くと、図々しかったり、非常識だったり性格が悪いことが多いため、「結局、悪い人じゃないんですか?」と問いかけている。

 

言葉のとおり「悪い人ではない」という意見が多く見られた。普段から「嫌い!」と思っているわけではないが、「あ~そういうところ~」と気になるポイントがある人も見受けられる。

「他の人とのやりとり見ていても別に嫌な人とは感じないけど、自分とは考え方が違うというか…嫌いじゃないけど性格は合わない人に使うかな」

 

「非常識も、図々しいのも…「悪人」てほどではないからな~。仕事できるし飲んでも楽しいのに、支払いでいつもちょっと少なく支払う同僚を思い出すな…」

 

「職場にいる! 性格が悪いわけでも、嫌な人ではないのわかってる。でも…まじで仕事ができないんだよね。みんなその人のこと話すとき最後にいう言葉」

 

■「〇〇さえなきゃ悪い人じゃない、は悪い奴」

「いやいや、悪い人だろ」派の意見も負けていない。「悪気がなくやっているというのが、一番の悪」という意見も。結局人に迷惑をかけていたり、(言葉でも)傷つけているかどうかがラインのようにも思える。

「『お酒さえ飲まなきゃ悪い人じゃないんだけどね…』とか聞くけど、それが一番の欠点で人に迷惑かけてるわけで、悪い奴だよね」

 

「よく『悪気はなかった』とか『よかれと思って』って言う人を、『悪い人じゃないから…』ってフォローする人いるんだけど、結果的に迷惑なことしてるなら悪い人じゃない?」

 

デリカシーないこと言う人いるじゃん、髪形おかしくない?とか、太った?とか。人が傷つくかどうかもわからない人はバカで悪い人でしょ」

■結局、嫌いな人

圧倒的に多いのが「嫌いな人」という回答。自分が悪口を言ってしまったときに、フォローとして最後に付け足す言葉として「自分を守る言葉」という意見も見られた。

「悪人ではないけど 、こういう所は嫌だなーってないですか?  まあでも基本的に嫌いな人に対して言う言葉ですけど(笑)」

 

「悪意で問題起こしている人じゃないけど、周りに迷惑かけてばかりでおバカさんよね、疲れるよね(私は嫌いだし、関わりたくない)っていう言葉の略語として使う」

 

「母親がおばあちゃんのこと話すときに言ってる。多分相当嫌いだよ。でも私にとってはいいおばあちゃんだからその言葉で濁らせてるような」

 

■性格がいい人は少ない?

人間とは勝手なもので、自分の価値観で「悪い人」「悪い人じゃないけど~」とジャッジしているが、かくいう自分の性格はどう思っているのだろうか。

しらべぇ編集部が全国20代〜60代の男女1,357名を対象に「自分の性格」について調査したところ、半数以上は「どちらでもない」と回答。

「性格がいい」と回答したのは全体の23.1%しかおらず、「性格が悪い」と思っている24.8%よりも少ないことがわかる。

たしかに、「性格いいよ!」と自己申告している人ほど、疑わしいことはない。かといって「悪い」と認めたくもない結果の「どちらでもない」となるのだろうか…。

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(文/しらべぇ編集部・長谷川 瞳

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2017年6月2日~2017年6月5日
対象:全国20代~60代男女1357名(有効回答数)

「悪い人じゃないんだけどね…」って結局どんな人? 「自分は性格がいい」と思う割合は…