月刊ザテレビジョンで掲載中のハロー!プロジェクト誕生20周年記念連載「ハロ!愛(ラブ)」。本誌1月号の吹奏楽部トークに登場してくれた、モーニング娘。’18の加賀楓(トランペット)、アンジュルム上國料萌衣(パーカッション)、つばきファクトリーの小野瑞歩(フルート)がWEB版にも登場。ここでは本誌で載せきれなかった吹奏楽トークの後編をお届けします!

【写真を見る】自前のトランペットを披露してくれた加賀楓。「持ってくるの大変でした(笑)」←ありがとうございました!

ハロプロ吹奏楽部の話題が出ましたが、演奏してみたハロプロの曲とかありますか?

上國料萌衣吹奏楽でですか? Buono!さんの楽曲は合うんじゃないかな!? 実際に生バンドでライブとかもやられていたので。演奏してみたいですね!」

小野瑞歩「たしかに」

加賀楓「私、個人的にトランペットカッコいいと思っている楽曲が、モーニング娘。’15の『スカッとMy Heart』」なんですよ」

上國料・小野「へぇ〜

加賀「歌とかダンスに注目しがちなんですけど、ぜひカラオケとかでインストを聞いて欲しい! めちゃめちゃ楽器がかっこいいんですよ!」

小野「私は、バラード系の曲とかやってみたいなって。パッと浮かんできたのが、最近メンバーの岸本ゆめのちゃんが歌ってる、松浦亜弥さんの『100回のKISS』。この曲を吹奏楽でやったら心に染みそうだな〜って」

加賀「合いそう! フルートも合いそう!」

小野「ハロー!の曲じゃないけど、カエルの歌もいいと思う。輪唱とかが簡単でいいんじゃないかな(笑)!? 連符とか難しかったので、今やれって言われても結構練習しないと難しいと思う。そんな中、簡単にできるのが童謡(笑)。絶対シュールで面白いと思う!」

■ ちなみに楽器が似合いそうなメンバーとかいますか?

上國料「メンバーの笠原桃奈ちゃんはチューバが似合うだろうなって(笑)」

加賀「絶対に似合う!

上國料「体格も唇の形もチューバにぴったりじゃないかなって思うんですよ。唇が分厚い方がいい音が鳴るので。あとはトロンボーンとか」

加賀「かっさー(笠原)は、低音・中音楽器が似合うよね」

小野「メンバーの山岸理子ちゃんは特技にリコーダーを上げているので、形てきにクラリネットとかいけるんじゃないかな」

-クラリネットってキーになる楽器って聞きましたけど大丈夫ですか?

上國料「たしかにアクセントになりますよね」

小野「あ〜。いや、任せられないな(笑)」

加賀「理子ちゃん(笑)」

小野「頑張れば大丈夫じゃないですか? でも、難しいんですよね〜、クラリネット

吹奏楽部は女子の多いイメージがありますが

小野「40人くらい部員がいましたけど、ほとんど女子」

加賀「1校目の小学校のときは40人くらい。転校した学校は少なくて20人くらい。中学校では100人くらいいましたね。でも、男子は一人くらいだったな」

上國料「私の学年は部員が少なかったな〜。でも、皆と同じで男子も少なかった」

加賀「学校ごとに女子の雰囲気がぜんぜん違うので、これが吹奏楽部の女子です!っていう特徴はなかったな〜って」

上國料「吹奏楽部って、部員全員が仲のいいイメージがあります。皆でバカ騒ぎするような人が意外と固まってるイメージ。学校のそういう子が集まるっていうよりかは、吹奏楽部に入部して皆がそうなっていっちゃう感じがします」

小野「私のところは学年を越えて、すごく仲良かった。お弁当も一緒に食べたりしましたし、修学旅行お土産も買ってました。吹奏楽部って厳しいイメージありますけど、私の学校はすごくフレンドリーっていうか仲良し。休み時間には先輩とすごい楽しく話したりしたので、部活が大好きでした!」

加賀「仲良かったですね。私も同じ学年やクラスで行動するときとかは、吹奏楽部で固まってたな〜。でも私の学校は少し縦社会だったかも(笑)。部活が終わった後、譜面台やイスを片付けるのは後輩が当たり前。でも、そこでやらなきゃいけないことに気がつけるようになって、自分から走って片付けに行くっていうのをやっていた。こういうのがハロプロ研修生に入ったときとかに役立ったかも。率先して動けていたので」

小野「うちの吹奏楽部は、皆が自分のことは自分でやってましたね。なんなら、今まで生きてきた中でハロプロが一番上下関係がしっかりしている場所かも(笑)。あと、私がハロー!プロジェクトを大好き過ぎて入ってきたから、憧れの先輩が目の前にいることで緊張しちゃうっていうのもあるんですけど」

■ 女子の多い吹奏楽部の世界。女子だけのハロプロに入って役立つことはあった?

小野「でも、部活とハロー!は別物な気がします。学校では敬語を使ってましたけど、当時は礼儀とかあまり気にしてなかったんですよ。吹奏楽部では自分が先輩と仲良くなれて嬉しかったから、後輩とも仲良くしようと思って後輩とも仲良かったです! 今の活動でも好きでハロプロ研修生の子たちとたくさん喋ったりするので、それは自然と意識しているのかなって」

加賀「ハロプロ研修生になって初お披露目の日は緊張していたんですけど、今思えば吹奏楽の発表会で吹くっていう感覚に近かったかも。知らない人がいる前で披露しなきゃいけないから」

上國料「でも、毎回毎回どっちも緊張しますよね。吹奏楽は緊張するけど、自分の演奏の番になったら指揮者に集中するので、慣れるっていうよりは常に緊張してる感じだったな〜」

小野「今よりフルートの方が緊張してたかも。ライブって何回も積み重ねていけるけど、コンクールはたくさん練習して披露するのは一度だけ。私は40人とかいる中でソロも吹いたりしていたんですよ。コンクールでソロを吹くって、それで結果が決まっちゃうかもしれないとか、いろいろ考えちゃう。でも、つばきファクトリーは9人一丸となって活動している感じがする。皆に支えられている気がするから、アイコンタクトとかも歌ってる途中にできるんですよ。だから皆のことが近くに感じられる。吹奏楽は指揮者とアイコンタクトをとることはできるんですけど、フルートの位置は一番前だから、ほかのメンバーとアイコンタクトをとることができなくて緊張しましたね」

吹奏楽部時代の思い出の曲はありますか?

上國料「初めてコンクールで金賞をいただいた『元禄』っていう曲。顧問の先生が変わって1曲目の曲で、その先生が全国大会へ行くような先生だったんです。それまでは自分のやりたい楽器をやっていいよみたいな軽いクラブ活動風な感じだったんですが、その先生になった瞬間からいろんなことが本格的になりました。本気でやるぞ!みたいな感じで難しい曲にも挑戦したりとかして、『元禄』で初めて金賞を取れてすごく嬉しかった。この曲ではスネアドラムを担当していたんですけど、常にカッカッカッカッみたいな感じで叩いてましたね(笑)」

加賀「私は『アルヴァマー序曲』かな。小学校のとき、先輩たちだけでこの曲を練習しますってなって、前日の部活の最後に連絡事項として伝えられたんです。でも、私は自分も参加するもんだと勘違いして、次の日も学校に来ちゃったんですよ。どうしようって思っていたら、先輩が一緒にやろうよ!って言ってくれて、先輩に混じって練習させてもらいました。先輩が演奏しているのを見て、自分も成長しているなって実感できたんです。この曲があったからトランペットで高い音が出せるようになったとか、楽譜の深いところまで読めるようになったので大切な一曲ですね」

上國料「『SING,SING,SING』っていうジャズの曲は、叩いてて楽しかったな。各パートに見せ場があって、ドラムセットのソロもめちゃめちゃ叩いてて気持ちよかった曲。それまで先輩がドラムセットを担当していたんですけど、先輩が卒業されて、この曲で初めてドラムセットを任されたので思い入れもあります」

加賀「『SING,SING,SING』は演奏したことないけど、ジャズ曲が楽しいっていうのは分かる! マーチング曲はメロディが1パターンなんですけど、ジャズは吹き方で雰囲気が変わるし、アレンジが加えられるので楽しいですよね。トランペットだと『小さな恋の歌』を演奏したときは気持ちよかったな。メロディーがすごく好きなので、サビの部分を弾いているときは楽しかったです!」

小野「『SING,SING,SING』は、学期末の定期演奏会で必ず吹いていました。あと『宝島』。この2曲って難しいんですけど、その難しい楽曲を学期末に演奏することで一年を通しての成長を感じられる。私にとっても思い出深い曲ですね。あとは『士官候補生』と『宇宙戦艦ヤマト』。うちの吹奏楽部でこの2曲は代々吹き継がれてきた伝統ある曲で、毎年の体育祭で演奏するんですよ。私の学校は体育祭が春で、入部してすぐにこの曲を吹くんです。そのときにたくさん練習した思い出もありますね」

■ 最後に、皆さんが思う吹奏楽部の魅力とは?

上國料「全員で一つの音にしなきゃいけないので、皆のことを考えつつ一緒に一つの音を作り上げていくっていうのが私は好き。一つになっているって実感できるところとか気に入っていますね」

加賀「スタッカートって符号があるんですけど、舌のつき方によってメロディーが全然変わってくるんですよ。楽譜を読んで皆と揃えるのは難しかったな。それぞれリズムの取り方が違うので、一人でもずれるとスタッカートになるはずがならないんですよ。そこを合わせるのが難しかった。でも出来たときの達成感はありましたね」

小野「やっぱり人と協力して学ぶっていうことかな。皆で一緒に頑張れるし、それをできるのが吹奏楽部の魅力なのかなって。あと、楽器の演奏って人数に制限がないじゃないですか。一人でも始められるといえば始められるし、100人でも200人でもやろうと思えばできる。それに合奏すると、心が一つになったような感じがするんですよね!」

加賀「ぜひ、吹奏楽を見る機会があったら、低音楽器のチューバホルンとかのリズムに注目して欲しい! あまり目立たないので、ソロを弾いているトランペットサックスクラリネットに目がいっちゃうんですけど、やっぱり音楽って低音のリズム部分が基本。その音がないとリズムも成り立たないし音楽も成り立たない。コードも低音楽器からなるので、ずっと休みなく吹いているんですよ。そこの頑張りを見て欲しいと思います!」

小野「私、皆で頑張ることが大好きなんですよ。合唱コンクールとか皆と協力して何かを成し遂げることが大好き。なので、今のグループ活動もむいているんじゃないかな!?って。皆で達成感を分かち合いたいんです! 一人じゃ寂しいって思っちゃって、誰かと一緒に頑張りたい。誰かと目標に向かって走りたい! だからフルートのソロは苦手だったのかな…(笑)」(ザテレビジョン

こんなキュートな吹奏楽部員がいたら入部したい! ハロプロ吹奏楽部の3人が、演奏に負けないくらいノリノリでトークを展開!?