アンデルレヒト戦で欧州移籍後初ゴールを記録 21歳のデ・ノレもその活躍ぶりに感銘

 日本代表DF冨安健洋とMF鎌田大地が所属するベルギー1部のシント=トロイデンは、現地時間25日のリーグ第16節アンデルレヒト戦で4-2と勝利した。反撃の狼煙となる一撃を決めた冨安は欧州移籍後初ゴールをマークするなど存在感を発揮したが、同僚の21歳DFも「彼は凄まじい成功を収めるだろう」と太鼓判を押している。ベルギー紙「HLN」が報じた。

 冨安と鎌田が先発出場したなか、前半8分にシント=トロイデンが先制するも前半のうちに追いつかれ、後半7分に逆転される展開となった。そんな劣勢の状況下で、チームに勢いをもたらしたのが冨安だった。

 1-2で迎えた後半17分、右CKを獲得したシント=トロイデンはショートコーナーからクロスを供給。シュートは相手GKに一度防がれるも、相手と競り合いながらも体を投げ出すように飛び込んだ冨安がアウトサイドで一瞬早く触り、同点ゴールを決めた。

 その後、鎌田も角度のない場所から追加点を叩き込んでおり、最終的に4-2でシント=トロイデンが勝利。ベルギー紙「HLN」は冨安の欧州移籍後初ゴールに触れ、「諦めずに追いかけ、仕留めた」と伝えていた。

 翌日の記事では、「デ・ノレにはSTVVのチームメートに何人もの日本人選手がいる。ダイチ・カマダは最もゴールを挙げているが、タケヒロ・トミヤスも得点を挙げ、デ・ノレは感銘を受けた」と言及。同じディフェンダーで20歳の冨安について、左サイドベルギー人DFキャスパー・デ・ノレがベルギーメディア「プロキシマス・スポーツ」の番組「VISTA!」に出演した際のコメントを紹介している。

「僕らはたくさんトレーニングをしているが、トミヤスは居残りのエクササイズをこなしたうえに、クラブ外のジムにもよく通っている。彼は本当に練習熱心だし、彼は凄まじい成功を収めるだろう」

 日本代表にもデビューして大きな期待を背負う冨安だが、同僚デ・ノレの目にもそのポテンシャルは無限の可能性を秘めていると映っているようだ。(Football ZONE web編集部)

DF冨安が欧州移籍後初ゴールをマークした【写真:©STVV】