ファン・ペルシーナインゴラン、アラバ、PSG守護神アレオラらが登場

 ヨーロッパでは親族に国籍とは違う血を引き継いでいる選手が多く、二重国籍がスタンダードになっている面がある。衛星放送「FOXスポーツ」アジア版は、欧州でプレーしていた選手の中で東南アジアの血を引く6選手を紹介。元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシーらが顔を並べた。

 一人目はパリ・サンジェルマンPSG)の守護神を務めるフランス代表GKアルフォンス・アレオラだ。フィリピン人の両親を持つ25歳は、生まれて間もなく家族とともにフランスへ移住。その後PSGでプロデビューを果たすと、フィリピン代表ではなくフランス代表を選択した。U-20ワールドカップ(W杯)、ロシアW杯でも世界一を経験している。

 また、アーセナルマンチェスター・ユナイテッドレジェンドとしても知られる、フェイエノールトの元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシーもその一人だ。35歳のレフティーにはインドネシア人の祖母がいると報じられており、東南アジアの血を引くストライカーとしては、歴史上トップクラスの選手と言っていいだろう。

 記事では、その他にフィリピン人の母親を持つバイエルンオーストリア代表DFダビド・アラバ、アーセナルバルセロナのOBでインドネシア人の父親を持つ元オランダ代表DFジオヴバンニ・ファン・ブロンクホルスト、同じくインドネシア人の父親を持つインテルの“忍者”ことベルギー代表MFラジャ・ナインゴランベトナム人の祖母がいる元フランス代表MFヨハン・キャバイエが紹介されている。

 徐々に東南アジアの血を引く選手がヨーロッパに増えてきており、今後世界トップクラスに上り詰めるような選手が出てくるのか、注目が集まる。(Football ZONE web編集部)

(左から)アレオラ、ファン・ペルシー、ナインゴラン、アラバ【写真:Getty Images】