東日本大震災のときに、我が家には3匹の犬がいました。

住んでいた群馬県は、建物の倒壊は少なく、死者は出なかったものの、揺れはかつて経験したことのない大きなものでした。

驚いたのは人間だけではありません。

犬も震えてうずくまってしまったり、机の下にもぐりこんでしまったり。パニックになっていました。

東日本大震災は、大きな地震や風水害が起こったとき、ペットを飼っている家庭はどのように対処したらよいかを考えさせられる機会となりました。

今回は、ペットを多頭飼いしている家の避難対策についてのお話です。

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国はペットと同行して避難することを推奨している!

東日本大震災をはじめとする過去の災害の教訓から、環境省ペットとどのように避難したらよいかの方針を平成25年6月に「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」として発表しました。

環境省では、ペットとの同行避難を推奨しています。

犬

飼い主と離れ離れになったペットを捜索・保護することは、多大な労力と時間を要します。

また、ペットが負傷や衰弱、死亡することも考えられます。

飼い主にとってペットは家族も同然ですし、環境保全の立場からもペットと一緒に避難することが必要と国は考えたようです。

犬

 

避難時、犬のために持っていくものとは?

地震が起こったとき、筆者がとっさに用意したのは、水、エサ、ペットシーツだけでした。

ドッグフード
antpkr / PIXTA(ピクスタ)

 

ペットシート
white_blue / PIXTA(ピクスタ)

後で考えたら、これでは1週間もたなかったでしょう。

以下のものがあれば、1週間くらいなら避難所生活が可能です。

ガムテープはケージの補修をはじめ、様々な用途に使え、便利です。

ガムテープ
masa / PIXTA(ピクスタ)

ペットの写真や飼い主の情報は、家族だけで対処できない時に必要です。忘れがちですが大変役に立ちます。必ず用意するようにしましょう。

ペット写真
CORA / PIXTA(ピクスタ)

 

 

車での避難は危険だからNG!

我が家の大型犬3匹は、パニック状態になっていたので、避難所まではとても連れていけないと判断し、車に乗せて移動しようと考えていました。

実際には避難しませんでしたが、もし長期間に渡り車の中で避難生活することになれば、人間もペットも大変危険な状態になっていたに違いありません。

ペット 車
TuelekZa / PIXTA(ピクスタ)

これまでの災害では、ペットを避難所に入れることはできませんでした。

ペットと避難所に来た人は、自家用車の中で人とペットが一緒に生活するケースが多かったようです。

狭い空間で長時間じっとしていると、人間は「エコノミークラス症候群」になる危険性がありますし、ペットは夏ならば熱中症になる恐れがあります。

車に乗っていれば大丈夫という考えは間違っているのです。

現在は、避難所や仮設所によって条件は違いますが、避難所の屋内または屋外にペットを係留することができます。

 

災害に備えて、普段からできる対策法とは?

災害のときに一番怖いのは、ペットが迷子になること」ペットが衰弱してしまうこと」です。

迷子の犬
hashisatochan / PIXTA(ピクスタ)

日常から災害に対する準備をしておくことで、いざというときに対応することができます。

詳細は以下のようになります。

  • 住まいの防災対策をする
  • ペットのしつけと健康管理
  • ペットが迷子になった時のための対策
  • ペット用の避難と用品、備蓄品の確保
  • 避難所や避難ルートの確認等の準備

犬は、普段からしつけを行っていても、パニック状態になったときや、慣れない環境の中で過ごさなくてはならないときは、無駄吠えをしたり、過度に徘徊したりします。

キャリーバッグに入るサイズの犬なら、バッグの中でおとなしく過ごせるよう、普段からバッグに慣れさせておくことも大切です。

キャリーバック
sasakura_yoshimichi / PIXTA(ピクスタ)

 

いかがでしたか?

普段は飼い主のそばから離れない犬も、緊急事態の際は、恐怖と驚きで暴れてしまうこともあります。

「自分たちの犬は大丈夫だ」と決して過信せず、普段から準備を心掛けましょう。

 

【参考】

※ 環境省 災害時におけるペットの救護対策ガイドライン

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