キングコング西野亮廣(画像はキンコン西野公式ツイッターのスクリーンショット

29日放送の『アメトーーク!』(テレビ朝日・ABC系)にて、「激動の同期芸人」企画が行われた。キングコングを中心に、彼らと同期デビューの芸人たちが集結。ゲスト席では、ベテラン芸人の東野幸治が見届け人を務めた。

 

■2000年組は「才能の塊」

2000年デビュー組は、芥川賞作家・又吉直樹(ピース)を筆頭に、巨大な才能を持った逸材がそろっていることで知られる。ピースのほか、キングコングNON STYLE、平成ノブシコブシ、ダイアンなど今をときめくビッグネームがズラリ。

収録に参加できなかったピースと村本大輔ウーマンラッシュアワー)については、ひな壇横にパネルが設置された。また、番組では触れられていないが山里亮太南海キャンディーズ)や、よしもと以外ではオードリーナイツなどもこの世代だ。

東野は彼らを「才能の塊」と絶賛。中でも西野亮廣(キングコング)は「別格」だと言い、今やクリエイター/実業家としてビッグビジネスを動かす西野の活動について、熱い口調で賛辞を並べていく。

 

■ビジネス界で存在感示す西野

著書『えんとつ町のプペル』(幻冬舎/2016年)が絵本としては異例中の異例となる37万部の大ヒットを記録。

さらに、クラウドファンディングで個人歴代最高額となる1億円を集める、晴れ着業者営業停止の被害者を対象に「リベンジ成人式」を実施するなど、数々の実績を残し続けている西野。

近年では秋元康や小山薫堂氏、堀江貴文氏、藤田晋氏(サイバーエージェント社長)、前田裕二氏(SHOWROOM社長)、見城徹氏(幻冬舎社長)といった面々とも交流があり、彼らとは「どういう未来になったら面白いか」について議論を交わしているのだそう。

東野はそんな西野に感心しきりで、「最近は『西野さん』と呼んでいないですもん。『新世界の創造主』です」と、西野の新刊『新世界』(KADOKAWA/2018年)にちなんだ呼称を明かし、最大級のリスペクトを込めながらいじり始めるのだった。

■「西野さ……いや、新世界の創造主」

「自分が納得できない商品のCMには出演しない」「好きなことができないならレギュラー番組も要らない」と豪語する西野に対し、東野は「われわれ一般のタレントはCM出たいですし、レギュラー番組も欲しい。でも西野さ……いや、新世界の創造主は、そういうスタンスじゃないねん」と熱弁。

ひな壇から「お金あるしな」と、西野がテレビ仕事にガツガツしない理由について声が飛ぶも、東野は猛反論。「そう言うけど、最初は西野さ……いや、新世界の創造主もお金はなかった」と、金銭的な事情でスタンスを変えたわけではないことを強調した。

 

■芸人としては期待されていない

西野は芸人引退宣言後も、漫才などの芸能活動は継続している。しかし石田明(NON STYLE)によれば、「西野のすごいところは、実業家としてはすごいお客さんを集めるのに、お笑いタレントとしてイベントをやったら全然お客さんが集まらないところ」だといい、「誰もこいつのお笑いには期待していないんやな」と確信したという。

近年はテレビで見かける機会も少なくなった西野だが、東野や劇団ひとりとの絡みでは高評価を受けており、テレビタレントとしての賞味期限はまだまだ切れていない。今後の活躍にも大いに期待したいところだ。

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(文/しらべぇ編集部・ナカニシキュウ

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