昨日、ユネスコ無形文化遺産の会議で日本が提案した「来訪神:仮面・仮装の神々」が正式にユネスコ無形文化遺産に登録されました。

「来訪神:仮面・仮装の神々」は全国の来訪神行事10件をグループ化して登録申請をしたものになります。今回はその10件の行事の概要を紹介します!

甑島のトシドン(鹿児島県薩摩川内市)

鹿児島県薩摩川内市の下甑島に伝承される正月に行われる行事。大晦日の晩になるとトシドンと呼ばれる神が山の上に降り立ち。、首のない馬に乗って人里を訪れ、家々を巡り歩き新年を祝福。

男鹿のナマハゲ(秋田県男鹿市)

ナマハゲ秋田県男鹿市に伝承される正月に行われる行事。大晦日の晩になるとナマハゲと称する神が人里を訪れ家々を巡り歩き新年を祝福。昭和 20 年代までは小正月(1 月 15 日)に行われていた行事なんだそうです。

能登のアマメハギ(石川県輪島市・能登町)

能登のアマメハギは石川県輪島市及び能登町に伝承される正月若しくは節分に 行われる行事。正月中の所定の日(6・14・20 日など)あるいは節分の日(2 月 3 日)の晩になると、アマメハギと称する神が人里を訪れるとされており、新春を祝福する。「メンサマ」と呼ぶ地域もある。

宮古島のパーントゥ(沖縄県宮古島市)

宮古島のパーントゥは沖縄県宮古島市の宮古島に伝承される季節の節目に行わ れる行事。島尻と野原の二つの地区に伝承されており、島尻では旧暦 9 月上 旬、野原では旧暦12月の最後の丑の日に行われる。この日にパーントゥと呼ばれる神が現われ、集落内を歩き回って災厄を祓う。

遊佐の小正月行事 アマハゲ(山形県遊佐町)

遊佐の小正月行事は、山形県遊佐町に伝承される正月に行われる行事。正月中の所定の日(1・3・6 日など)の晩になるとアマハゲと称する神が人里を訪れるとされ、家々を巡り歩きながら新年を祝福する。昭和10年頃までは旧暦の小正月(1 月 15 日)に行われていた行事。

米川の水かぶり(宮城県登米市)

米川の水かぶりは、宮城県登米市に伝承される行事で、二月初午(2 月最初の午 うま の日)に行われる。「しめなわ」とかぶり物をまとった奇怪な姿の者たちが火災除を願って沿道の家に水を掛けながら社寺等を参詣します。

見島のカセドリ(佐賀県佐賀市)

佐賀県佐賀市に伝承される初春に行われる行事。現在は2月の第2土曜を行事日としているそうですが、以前は旧暦の小正月(1 月 14 日)に行われていました。この日の晩、神の使いとされるカセドリが家々を巡り歩き新年を祝福します。

吉浜のスネカ(岩手県大船渡市)

吉浜のスネカは岩手県大船渡市に伝承される正月に行われる行事。小正月(1 月 15 日)の晩になるとスネカと称する神が山から人里を訪れるとされ、家々を巡り歩きながら春の到来を祝福する。

薩摩硫黄島のメンドン(鹿児島県三島村)

薩摩硫黄島のメンドンは鹿児島県三島村の硫黄島に伝承される季節の節目に行 われる行事。毎年、八朔の行事日となる旧暦の 8 月 1 日・2 日に、メンドンと 称する神が現れ、地域と人びとの邪気を追い祓います。

悪石島のボゼ(鹿児島県十島村)

悪石島のボゼは鹿児島県十島村悪石島に伝承される季節の節目に行われる行 事。毎年盆の最終日となる旧暦 7 月 16 日に、ボゼと称する神が現れて地域と人びとの邪気を追い祓います。

10件の行事のうち新春を祝福するものが比較的多いですね。みなさんの地元にも、今回ユネスコ無形文化遺産登録に入らなかったけど、似たような行事が行われている場所も意外と多いのではないでしょうか。古くから伝わる地元の行事を深く調べてみるのも面白いかもしれませんね。

※内容は文化庁の資料を参考にしています。
画像出典:文化庁Wikipedia

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