ドラマ『虫籠の錠前』が2019年3月よりWOWOWにて放送されることが決定した。

『虫籠の錠前』は、『バッカーノ!』『デュラララ!!』の小説家成田良悟氏が原作を担当する、完全オリジナルストーリーのプロジェクトとして始動。今後も、様々なメディアミックス展開が予定されているという。

プロジェクト第一弾であるドラマ『虫籠の錠前』は、器用で腕が立つ謎の男“カゴロク”と、口先で裏社会を渡る“七海”のコンビが、カルト教団により生み出された能力者たちや裏社会の組織などと渡り合い、様々な事件を解決していく異能力バトルアクションサスペンスとのこと。

カゴロクを劇団☆新感線の『髑髏城の七人』や『刀剣乱舞』などの舞台作品で知られる鈴木拡樹が、七海を2019年度前期連続テレビ小説なつぞら』や映画『うちの執事が言うことには』に出演する清原翔が演じる。なお、鈴木と清原は、W主演で『虫籠の錠前』をけん引する。監督は、映画『ヒーローマニア-生活-』や、ドラマ『I"sアイズ)』(BSスカパー!)などを手掛けてきた豊島圭介氏。

キャスト、監督、原作者のコメントが以下のとおり。

 

鈴木拡樹(カゴロク役)

今回演じたカゴロクは、珍しいキャラクターだと思いますので、どういう人物なのかいろんな可能性を考えましたが、現場に行くと周りのキャラクターに引っ張られて肉付けされていき、みんなで作りあげたカゴロクというイメージもあります。現場で育ったカゴロクをお楽しみください。

作品としては肩の力を抜いて観ていただけるものに仕上がっていると思います。ふとしたところで笑えますし、特にカゴロクと七海のバディになっていく、その様を楽しんでいただけたらなと思います。男同士の友情をテーマの一つとして描いているので、こんな変わった友情もありなのかな、とみなさんの心の中に残ればいいなと思います。

 

清原翔(七海役)

この役が決まった時に、口八丁手八丁という役柄から普段の自分とはまた少し違うものだったので、どこまで七海というキャラクターに持っていくかたくさん考えました。初めて試みることが多く、本当に沢山のことを学ばせていただくことが出来た現場でした。

拡樹くんとは役柄的にも一緒にいることが多かったのですが、お兄さん的な包容力で僕を引っ張っていってくれました。カゴロク役が拡樹くんで良かったと撮影中も今も思っています。

豊島監督とは今回初めてご一緒させていただいたのですが、常に一緒に向き合っていただき、かけがえのない経験をさせていただきました。「虫籠の錠前」、僕にとっては特別な思いのある作品になりました。是非、沢山の方に観ていただきたいです。

 

豊島圭介(監督)

成田先生の「虫籠の錠前」は「AKIRA」ばりに壮大なスケールの物語です。映像化するには『ブレードランナー2049』ばりの予算が必要。クラクラめまいがした僕たちドラマ班は秘策を考えました。

・超能力は一話につき一回のみ。
・場所はあんまり移動しない。
・主人公のイケメン二人を含む若者以外は、できるだけ面白い顔の俳優さんたちを集める。
・個性豊かな超能力者たちのキャラクター祭りにして突っ走る。

などなどミニマルかつオリジナリティあふれるアイディアを山ほど持ち込んだのです。その結果、だれも見たことのないようなオモシロかっこいい超能力ドラマが生まれました! ダブル主演の鈴木拡樹くんと清原翔くんの相性もすごく不思議な感じでぴったりなので是非見てください!

 

成田良悟(原作)

この「虫籠の錠前」は、私の原案を元に漫画や小説など様々な媒体に広げられる企画となっておりまして、その1番手としてドラマがスタートする形となります。私の原作をドラマに最適な形で組み上げて下さった脚本の清水さん、小寺さん、監督である豊島さん、そして鈴木さん、清原さんをはじめとするキャストの皆様に最大級の感謝をしつつ、一視聴者として私も楽しませて頂きます! 皆様もどうか御一緒に楽しんで頂ければ幸いです!

 

また、ドラマの主題歌はSurvive Said The Prophetの「Right and Left」に決定している。

なお、マンガアプリ『comico』にて、成田良悟氏の原案によるドラマのスピンオフコミックの連載がスタートすることも決定。漫画は、『こえ恋』のどーるるが担当する。

『虫籠の錠前』は2019年3月WOWOWにて放送スタート。