ANAの「グランドスタッフ」とは、空港に勤務する地上職員のことです。その歴代制服が羽田空港に勢ぞろいしました。2018年現在の制服は7代目になります。

羽田空港国際線ターミナルに、ANA(全日空)歴代のグランドスタッフ制服が勢ぞろいしました。

2018年12月1日(土)、午前11時40分に出発するANAの羽田発ロンドン行きNH211便を、同社の羽田空港に勤務するグランドスタッフ(地上職員)が搭乗口にて見送りました。ひと味違ったのはその制服で、初代から2018年現在の7代目まですべての制服が揃い、それらに身を包んだグランドスタッフが、搭乗客に記念品と手書きのメッセージカードを手渡しました。

これは2018年度より、羽田空港のANAグランドスタッフ7名を中心として発足した「サービス提案プロジェクト」の発案によるイベントです。ANAによると、同プロジェクトは「日頃のご案内に加えてプラスアルファの新しいサービスをご提供できないか常に考え、提案し、実施する取り組み」とのことで、「その取り組みのひとつとして、お客様に直接、日ごろの感謝をお伝えする機会を設けたいとの発案から、今回このようなイベントを実施することになりました」といいます。

12月1日が創立記念日であることと、平成最後の創立記念日となる今年、平成元年から運航を開始したロンドン線にて実施することを決めました」(ANA 広報部)

歴代制服については「いつもご利用くださるお客様に、懐かしさやANAの歩んできた歴史を感じていただけるよう」着用することになったそうです。

日本ヘリコプター輸送の設立に始まるANAの歴史は、今年で66年になります。平成と共に運航を開始した東京~ロンドン線も30年目。搭乗客を乗せたNH211便は定刻通り、羽田空港を出発しました。

ANAグランドスタッフ歴代制服。左から初代、2、3、4、5、6代目、一番右が現行の7代目 (2018年12月1日、乗りものニュース編集部撮影)。