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乃木坂4612月1日に中国・上海メルセデス・ベンツアリーナで単独公演「NOGIZAKA46 Live in Shanghai 2018」を行った。

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上海メルセデス・ベンツアリーナ2010年に行われた「上海国際博覧会」の跡地にある中国国内最大級のアリーナで、過去にはThe Rolling Stonesテイラー・スウィフト、日本のアーティストではL'Arc-en-CielONE OK ROCKRADWIMPSらがライブを行ってきた。乃木坂46初の海外単独公演として開催された「NOGIZAKA46 Live in Shanghai 2018」は、「旬なものを旬なうちに持ってくる」をコンセプトに日本のライブイベントの中国展開を手がけるアクセスブライトと、中国のプロモーター・STAR GROUPの共催により実現。チケットはソールドアウトを記録し、当日は約1万人の観客が会場に集まった。そのうちの9割以上を現地のファンが占め、上海公演に参加した計21人の乃木坂46メンバーは「初めまして」という気持ちを込めてシングル曲をメインにしたセットリストを披露。約2時間半にわたって観客を沸かせた。

会場には開演前から熱気が立ち込め、中国のファンが叫ぶコールがあちこちで響きわたる。メンバーによる中国語ナレーションが流れると、場内は乃木坂46イメージカラーである紫色のペンライトの光一色に。メンバー1人ひとりにキャッチコピーを添えたオープニングムービースクリーンに映し出されたあと、21人は白い衣装に身を包んでステージに登場し、大歓声に包まれながら「上海、会いたかったぞ! 思いっきり楽しんでいきましょう!」と客席に向かって呼びかけた。中国語の歌詞が表示されるスクリーンを背に彼女たちは「おいでシャンプー」でライブの幕を開け、続けてアッパーチューンの「ガールルール」「太陽ノック」「インフルエンサー」をノンストップパフォーマンス。序盤から会場を大いに盛り上げた。

1人ずつ中国語自己紹介したのち、花道を通ってセンターステージに移動した乃木坂46は「夏のFreeEasy」「走れ!Bicycle」などを披露。メンバーインタビュー映像の上映後には、「何度目の青空か?」や「君の名は希望」といった切ない曲調のナンバーをシリアスな表情で歌い上げた。ここまで計10曲を届けたところで、高山一実は「始まる前は盛り上がっていただけるかなと緊張したんですけど、皆さんの温かい声援で安心しました!」と笑顔でコメント。年内の活動をもってグループから卒業する西野七瀬は「この上海でのライブに参加できていることがすごくうれしいです」と胸の内を語り、高山の「次からは、なぁちゃん(西野)をみんなで応援しようというメドレーになっています」という言葉から21人は「きっかけ」「今、話したい誰かがいる」「悲しみの忘れ方」を連続で歌唱した。次の「命は美しい」では西野の立つセンターステージの中央部分が高く上昇し、彼女を大きくフィーチャーした演出が展開された。

ライブ中盤のMCでは松村沙友理が中国のファンに知っている日本語を尋ね、全力の「大好き!」という声が返ってくると満面の笑みを見せる。また山崎怜奈は握手会に中国のファンが来たことがきっかけで、2年ほど前から中国語を習っていることを報告。「私は歌やダンスが大好きなんですが、皆さんは乃木坂ダンスは好きですか?」となめらかな中国語で語りかけた。山崎に負けじと松村が中国語でオーディエンスを煽ったあと、ライブユニット曲のブロックに突入。秋元真夏、生田絵梨花、齋藤飛鳥、寺田蘭世、星野みなみ、堀未央奈が「あらかじめ語られるロマンス」、梅澤美波、大園桃子、樋口日奈、山下美月、与田祐希が「せっかちなかたつむり」、伊藤かりん、井上小百合、斉藤優里、中田花奈、西野、山崎が「他の星から」、衛藤美彩、新内眞衣、高山、松村が「偶然を言い訳にして」 をそれぞれ異なる衣装でパフォーマンスしてファンを魅了した。

その後メンバーのオフショットをまとめた映像の上映を挟み、21人は「制服のマネキン」「世界で一番 孤独なLover」などのダンサブルなナンバーを畳みかけて会場のボルテージを上昇させていく。続くMCでは、大園が「齋藤飛鳥」の中国語読みの響きが好きになったことをテンション高く告白。寺田は発音に苦戦しながらも、「白髪になっても一緒にいましょう」と中国語ファンに愛を伝えていた。そして彼女たちはじゃんけんにより与田がセンターポジションを担当した「シンクロニシティ」のほか、「ハウス!」「気づいたら片想い」などを熱演。会場が興奮で満たされる中、「ジコチューで行こう!」でライブ本編を締めくくった。

メンバーステージを去るも、熱熱なアンコールに応えて再度ファンの前に登場。齋藤が「ときどきグッとくるというか、本当に泣くんじゃないかみたいな瞬間があって。それほどうれしいライブだったなと思います。海外で単独ライブをやることが目標だったので、それが叶ってうれしい気持ちと、海外で応援してくださる皆さんの存在を昨日よりもっともっとリアルに感じられたと思います」と感極まった様子で語ったのち、21人は西野がセンターを務める最新シングル曲「帰り道は遠回りしたくなる」をラストナンバーとして届けた。曲の終わりにファンが同曲のミュージックビデオラストシーンを想起させる「ありがとう」と書かれたプレートを一斉に掲げると、メンバーは声を上げて感動。西野は目に涙を浮かべながら「涙をこらえてたんですけど、今皆さんによってとどめを刺されました」「私は卒業してしまうけど、皆さんに会える機会が増えるようにがんばっていきますので、これからも変わらぬ応援をよろしくお願いします」と客席に向かって頭を下げ、乃木坂46初の海外単独公演の幕を閉じた。

乃木坂46「NOGIZAKA46 Live in Shanghai」
2018年12月1日 上海メルセデス・ベンツアリーナ セットリスト

SE. Overture
01. おいでシャンプー
02. ガールルール
03. 太陽ノック
04. インフルエンサー
05. 夏のFreeEasy
06. 走れ!Bicycle
07. バレッタ
08. 何度目の青空か?
09. 君の名は希望
10. いつかできるから今日できる
11. きっかけ
12. 今、話したい誰かがいる
13. 悲しみの忘れ方
14. 命は美しい
15. あらかじめ語られるロマンス / 秋元真夏、生田絵梨花、齋藤飛鳥、寺田蘭世、星野みなみ、堀未央奈
16. せっかちなかたつむり / 梅澤美波、大園桃子、樋口日奈、山下美月、与田祐希
17. 他の星から / 伊藤かりん、井上小百合、斉藤優里、中田花奈、西野七瀬、山崎怜奈
18. 偶然を言い訳にして / 衛藤美彩、新内眞衣、高山一実、松村沙友理
19. 制服のマネキン
20. 世界で一番 孤独なLover
21. 僕だけの光
22. 逃げ水
23. シンクロニシティ
24. ロマンススタート
25. ハウス
26. 気づいたら片想い
27. ジコチューで行こう!
アンコール
28. 帰り道は遠回りしたくなる

乃木坂46「NOGIZAKA46 Live in Shanghai」の様子。(写真提供:ソニー・ミュージックレコーズ)