ヴィッセル神戸は1日、元スペイン代表のFWダビド・ビジャを完全移籍で獲得したと発表した。ともにスペイン代表の黄金時代を築いたMFアンドレス・イニエスタや、元ドイツ代表のFWルーカス・ポドルスキとの共演を、今から楽しみにしている人も多いだろう。

 ビジャスペイン代表で98試合に出場し、歴代最多となる59得点を決めた世界的ストライカーワールドカップ、ユーロを制し、両大会で得点王に輝いた。これまでバレンシアバルセロナアトレティコ・マドリードなどで数多くのタイトルを獲得したビジャは、2015年からメジャーリーグサッカーニューヨーク・シティでプレーしていた。

 JリーグプレーするW杯得点王は、ビジャで5人目となる。世界屈指の点取り屋はどんなプレーを見せてくれるのか? 今回は、過去に日本でプレーした4選手の成績を振り返る。

ディエゴ・フォルラン

 2010年の南アフリカ大会で5ゴールを挙げたウルグアイ代表のフォルランは、ビジャと並んで得点王に輝いた。2014年1月にセレッソ大阪と契約。Jリーグで約1年半プレーし、リーグ戦通算42試合出場、17得点を記録した。

■フリスト・ストイチコ

 1994年のアメリカ大会で6ゴールを挙げる活躍を披露。ブルガリア代表をベスト4へと導き、自身は得点王に輝いた。バルセロナの中心選手として活躍したストライカーは、1998年から1999年まで柏レイソルプレーした。リーグ戦通算27試合出場、12得点という成績を残している。

■サルヴァトーレ・スキラッ

 母国のイタリアで開催された1990年大会で6ゴールを挙げ、チームを3位に導いた。得点王とゴールデンボール賞を受賞。ユヴェントスインテルプレーしたスキラッチは1994年ジュビロ磐田へ移籍すると、Jリーグで通算78試合に出場して56得点を記録した。

■ガリー・リネカー

 イングランド代表として出場した1986年メキシコ大会で、6ゴールを挙げて得点王になった。続くイタリア大会にも出場し、4ゴールを記録した。Jリーグ開幕時の1993年名古屋グランパスに加入。リーグ戦通算18試合出場、4得点と日本では輝きを放つことができず、1994年シーズン終了とともに現役を引退した。