断乳のタイミングは人それぞれですが、正解の時期といったものがない分悩みます。 今回は、職場復帰の前に断乳を考えているママから相談です。そして、スムーズに断乳できる方法を看護師さんにアドバイス頂きました。



ママからの相談:「上手に断乳を進めるコツはありますか?」

そろそろ職場復帰をしたいので、母乳からミルクに変えたいと思って断乳を試みていますが、2回とも失敗しています。断乳をすると、とにかく夜中じゅう泣き叫ぶので、こちらが根負けしてしまって結局母乳を飲ませてしまうのです。このままでは、いつまでたっても安心して職場復帰できません。いきなり断乳することで、子どもにも精神的な負担がかかってしまうという話も聞いたことがあるので、とても不安です。断乳をうまく進めるコツがあったらアドバイスいただきたいです。

子どもにも分かるように説明してから断乳を行います。

断乳はあせってもうまくいかないことが多いです。子どもも突然だと混乱してしまうでしょう。親子で話し合って、子どもにも心の準備をさせておくのが断乳で大切なことです。



断乳の方法には、授乳の回数を徐々に減らしていくやり方と、断乳する日を決めてその日から授乳しないやり方があります。いずれにしてもお子さんが分かる範囲で、「そろそろおっぱいとバイバイだよ」「おっぱいは今日までだよ」などと、前もって心の準備をさせてあげるといいですね。お子さんと断乳の日を決めてもいいですし、どうしてバイバイするのかも教えてあげてくださいね。また、スキンシップやコミュニケーションをこれまでよりも深めるとお互いのストレスを和らげる助けとなるでしょう。(看護師)

個人差があるので、無理をして断乳をしなくても良いです。

職場復帰ということもあり、断乳したいママの気持ちもわかります。 しかし、断乳をしなくても仕事をしている人も多いです。 子どもと話しあって断乳は自分達に合ったペースで考えていくと良いという回答です。



突然断乳することは、双方にとってかなりのストレスになります。離乳食やコップで飲む練習を重ねたり、熱中できる遊びも取り入れたりして、おっぱいの回数を徐々に減らしていくのも良い方法です。 仕事に復帰しても断乳が完了していないこともありますよね。仕事中のおっぱいは、復帰すると必然的になくなります。昼間の仕事であれば、その間の断乳を始め、帰宅後から出勤前までのおっぱいは続けるというやり方があります。赤ちゃんは、ママがいないとおっぱいがもらえないということを学習しますので、預け先ではミルクを飲むかもしれません。離乳の進行状態によっては、ミルクも不要かもしれませんね。 仕事から帰ってきて、すぐにおっぱいを欲しがるかもしれませんが、濃厚なコミュニケーションの時間となるでしょう。昼間の断乳が成功したら、その他の時間帯の断乳にチャレンジしてみても良いと思います。 おっぱいは子どもが欲しいといったらあげてもいいですが、泣いているからといってお母さんが自分から「おっぱいにしようか」と提案することはなるべくしないようにするのもいいですね。完全に断乳しないまま長く経過する人もいます。二人のペースで進めていきましょう。(看護師)

このように、断乳は早く進めようと思わずに自分たちのペースで行いましょう。 個人差があるので、お互いが無理のないように進めて行くことがポイントです。 それが、ストレスなく結果的に早く断乳できる方法だと思います。



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