大阪府出身のアニメーション監督・山本寛氏が、とろサーモン久保田かずのぶとスーパーマラドーナの武智による上沼恵美子への暴言を痛烈に非難している。「“芸”を見ずに彼女の“人格”を測る。最悪。愚の骨頂としか言いようがない」「だからとろサーモンM-1獲らせたのが間違い」と怒りの声をあげている。

事は、2日に行われた漫才コンテストM-1グランプリ2018』決勝大会終了後に開かれた飲み会を、武智がインスタグラムでライブ配信したことに端を発する。

まず久保田かずのぶが「酔ってるのを理由にして言いますけど、そろそろやめてください。自分目線の感情だけで、審査しないでください」「お前だよ、わかるよな? 一番右側のな、クソが」と捲し立てる。続けて「クソみたいなやつが審査して…」と暴言は止まらず、しまいにはテーブルを叩き付けた。これに続くように武智が「右のオバハンには、みんなうんざりです」「自分が売れるために審査員するんだったら、やめてほしいですよね」「更年期かと思いますよね」などと性差別的な発言もあった。この日、決勝大会で審査員席の向かって右端に座っていたのは上沼恵美子である。

山本寛監督は現在44歳で、幼少期から上沼の番組を見ていたという。彼女は漫才ブーム以前に上方漫才を高校生で席巻した天才と称賛し、上沼がテレビで“毒”を吐くのは一つの芸だと見ている。上方の芸を体中に染み込ませ、いい顔をせず場の空気を作る。今回のM-1でも「ヒール」を演じることで、彼女が大会をもっと盛り上げようとしていたことに気づかない2人に、怒りを通り越して呆れているようだ。

2016年、6年ぶりにM-1の審査員を引き受けた松本人志(ダウンタウン)が、上沼恵美子を強力に推したという。彼女も自身のラジオ番組で、松本の推薦だからこそ審査員を引き受けた―と語っている。今回の久保田と武智の発言を、松本人志はどう思っているのだろうか。

画像2枚目は『山本寛 2018年12月3日付公式ブログ「上沼恵美子」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび

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