やはり“ブラック”だったのだろうか。

「文春オンライン」が12月1日配信のネットニュースで、ジャニーズ事務所からの退所が決まった「Love-tune」メンバーをめぐる“契約書問題”について報じている。

 Love-tune は2016年5月にジャニーズJr.内のユニットとして結成され、順調に女性人気を獲得。2017年10月には初の単独公演を実施するなど、人気ユニットへの道を歩んでいるかのように見えたが、「文春オンライン」によれば、暗雲が立ち込めるキッカケとなった出来事が2018年1月10日に勃発したという。

 曰く、同じくジャニーズJr.から抜擢され、デビューに至ったTravis JapanやSixTONES、ShowManと共に事務所より同日に招集を受けたLove-tuneは、ジャニーズ側から初めての契約書にサインするよう促され、他の3グループが契約に署名する中、Love-tuneのメンバーだけがサインを保留。一旦持ち帰り吟味する決断を下すと、それ以降テレビや舞台への出演回数が激減したというのだ。

 ジャニーズ側は契約書を提示する際、「契約をしても、しなくても、給料や今ある仕事に関しては何も変わらない」との説明を施したが、サインをせずに署名を延期したLove-tuneだけが仕事面などで窮地に立たされたというのは偶然なのか、それとも……。

「ファンは激怒しているはずですよ。順調にキャリアを進めてきたLove-tuneが、ジャニーズが提示した契約書へのサインを渋ったという理由で干されたのが事実であれば、もはや事務所の要請に“イエス”と言いなりになるユニットにしか仕事が回されないという解釈もできますからね。ネット上でも今回の記事には『賢い子は必要ないって事だ』『露骨に事務所から圧力かけられてたもんね』『ファンが可哀想』『きちんと自分達の意思を示すタイプの人間はもうジャニーズ事務所では生きていけない』との反応や、『もはやジャニーズ闇が深いのは公然の事実』『このグループは冷静に判断できたってこと』などの声も見受けられました」(芸能記者ー)

 契約書に二つ返事でサインするユニットが事務所側から贔屓されるのは仕方ないとの考えもあるが、契約書の締結は強制ではないとの事務所による説明を前提に、吟味することを選んだユニットだけが仕事量を減らされたという事態はどうにも腑に落ちない。このところ数々の不祥事でその威厳に陰りが見え始めているジャニーズ事務所にとって、これ以上のネガティブな情報流出は避けたいところだが果たして真相やいかに?

(木村慎吾)

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