WEConnect International(ウィコネクト インターナショナル)日本支部はファンディングコーポレートメンバーであるインテル コーポレーション、アクセンチュア、ジョンソン・エンド・ジョンソンによる協力および内閣府男女共同参画局からの後援を得て、12月5日に日本初開催となる年次大会を開催します。本大会を契機に、日本において、女性が所有する事業を国際認証し、女性所有企業と、地元企業や多国籍企業とのマッチングを行う「サプライヤー・ダイバーシティ」活動を加速します。国連による「持続可能な開発目標(SDGs)」の目標5「ジェンダーの平等」と関連する本活動は、女性所有事業の成長を促進し、国内外で新たな雇用や商品・サービスの創出に寄与します。
「サプライヤー・ダイバーシティ」とは女性、マイノリティ、LGBT(性的マイノリティ)、障がい者が所有する企業が、大企業のサプライチェーン内で商品やサービスを提供する機会を得るための取り組みです。当団体は米国外の女性所有企業(登録約7,982社)に特化しており、これらの企業から調達を行うコーポレートメンバーとして多国籍企業など約80社が加盟(日本企業は加盟なし)しています。加盟80社は年間1兆ドル以上の商品やサービスを世界で調達していますが、女性所有企業からの調達は1%未満です。団体はこの数値を高めることをミッションに、活動を推進しています。

日本政府は2014年6月、成長戦略(改訂)に「女性の活躍推進」を盛り込み、2020年までに指導的地位にいる人のうち3割を女性にするなどの公約を掲げました。しかし、2018年3月期決算の上場企業の役員総数2万7,526人のうち、女性比率は3.8%(1,049人、東京商工リサーチ調べ)にとどまり、世界経済フォーラム・ジェンダーギャップ指数は、144か国中114位(2017年)と、順位を落としました。帝国データバンクによると、企業の女性社長比率は7.8%(創業者は 35.6%)と世界平均32%(WEConnect調べ)と比較して低く、経済分野において女性活躍は遅れているのが現状です。一方、日本企業のグローバル化は進み、「海外進出日系企業実態調査(2017年)」によると、海外進出している日系企業の拠点数は7万5,531で、前年より3,711拠点(約5.2%)の増加となり、過去最多を記録しました。

当団体は、グローバル化が進む日本において、女性所有事業から商品・サービスを購入するメリットや意義について日本企業の意識を高めながら、国内外において女性所有の企業から調達する企業会員のコンソーシアムを構築し、広めていきます。同時に、事業が実際に女性所有であることを証明する国際基準と国際的な認定システムのもと、女性所有事業の競争力を高めるため教育活動や大企業とのマッチング意見交換など、日本の女性創業者が成長する機会の創出に尽力していきます。



■Vice President of the Technology Manufacturing Group and General Manager of Global Supply Management of Intel, Jackie Sturm(ジャッキー・スターム)は次のように述べています。

インテルは、女性が所有するビジネスとその経済的エンパワメントを支援することを目的とした、
日本初開催となるウィコネクト インターナショナルの第一回大会を心より応援します。」

WEConnect International CEO共同設立者, Elizabeth A. Vazquez(エリザベス・A・バスケスによる年次大会開催に向けたメッセージ

「女性起業家は日本において活用されていない資源です。そこには計り知れない可能性があります。現に彼女たちは経済機会と雇用を生み出すことで課題解決の一翼を担っています。日本においてはすでに3社が、女性起業家たちを新たなサプライヤーとして認め、包括的で世界的なバリューチェーン=価値連鎖を作り出すということに興味を示しています。」

WEConnect International について
https://weconnectinternational.org/en/
WEConnect International(本部:米国・ワシントンD.C.)は2009年に設立された501(C)(3)非営利団体で、女性が所有するビジネスを世界中のバイヤーとつなぐグローバルネットワークです。世界で女性が所有する事業から調達することを宣言したコーポレートメンバー(多国籍企業80社)を支援しており、これらの多国籍企業の年間購買力は1兆ドルを超えています。私たちは女性が所有するビジネスが世界のバリューチェーンで成功するのを支援するというミッションのもと、女性が少なくとも51%を所有し、1人または複数の女性によって経営が行われている米国外の女性所有企業を特定、教育し、登録・国際認証を行い、多国籍企業の調達部門とのマッチングを推進しています。世界で25か所に拠点を持ち、112か国・約7,982社(2018年12月3日時点)の女性経営者が登録しています。日本支部設立は2018年4月。

WEConnect International日本支部 First Annual Conference(第一回年次大会)概要
公式URL:
https://weconnectinternational.org/en/network/asia/japan/news-and-events/japan-conference

◇開会挨拶(13:00~13:45)
Elizabeth A. Vazquez(エリザベス・A・バスケス)ウィコネクトインターナショナルCEO・共同設立者
片山さつき 内閣府男女共同参画・女性活躍担当大臣
•Melinda M.Pavek(メリンダ・パベック)米国大使館 経済・科学部 科学・イノベーション・開発課 課長
•鈴木世津 ウィコネクトインターナショナル日本支部ディレクター

◇パネルディスカッション・Q&A(13:50~15:00)

ファンディングコーポレートメンバーの代表者より、ビジネスの観点からなぜウィコネクト インターナショナルをパートナーに選び、日本支部立ち上げを支援したのかを語る。また、日本政府および女性経営者代表より、「サプライヤー・ダイバーシティ」に寄せる期待と今後の計画を語る。

Elizabeth A. Vazquez(エリザベス・A・バスケス)ウィコネクトインターナショナル CEO・共同設立者
•Nedra Dickenson(ニードラ ディクソン)
アクセンチュア グローバルサプライヤーインクルージョンサステナビリティリード
•Megan Stowe(ミーガン ストウィインテルコーポレーション 欧州圏戦略担当ディレクター
•嶋村麻衣子 ジョンソン・エンド・ジョンソン 調達ディレクター
•小田文子 経済産業省 経済産業政策局 経済社会政策室長
•加納ひろみ KIGURUMI.BIZ Inc.代表取締役:WBE(*)日本認定企業第一号
(*)Women’s Business Enterpriseの略

◇企業と女性経営者のマッチメイキングセッション
~ワールド・カフェ&大名刺交換会~(15:30~17:00)
「サプライヤー・ダイバーシティ」始動に向けた第一歩を踏み出すために、大企業の担当者および女性起業家などステークホルダーが一堂に会し、ワールド・カフェ形式の対話を行う。

◇閉会の言葉(17:05~17:15)
Peter Zerp(ピーター・ザープ)
アクセンチュア グローバルサプライヤーインクルージョンダイバーシティプログラムリード
•Megan Stowe(ミーガン・ストウィインテルコーポレーション 欧州圏戦略担当ディレクター
Vincent Mous(ヴィンセント・モース)
ジョンソン・エンド・ジョンソン アジアパシフィック調達担当地域シニアディレクター
•鈴木 世津 ウィコネクトインターナショナル日本支部ディレクター

以 上

配信元企業:WEConnect International日本支部

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