2日に放送された“日本一の漫才師を選ぶ祭典”『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)で審査員を務めた上沼恵美子に対して、お笑い芸人久保田かずのぶ(とろサーモン)と武智(スーパーマラドーナ)が批判したことが大きな騒動となっている。

 事の発端は、番組に出演したお笑い芸人らが同日、インスタライブで「酔ってるから言いますけど、(審査員を)そろそろもうやめてください」「自分目線の、自分の感情だけで審査せんといてください」「お前だよ、一番お前だよ。わかんだろ、右側のな」「嫌いですって言われたら、更年期障害かと思いますよね」などと発言する動画を配信(削除済)したことによる。

 これを受けてか、上沼は自身のラジオ番組内で審査員からの引退を宣言した。

 インターネット上では、久保田らを批判する声が高まる一方、擁護派も少なからず現れ、今のところ騒動は収まる気配はない。

 そんななか、久保田と武智は4日、自身のツイッターを更新し、上沼に対して謝罪を表明した。

「この度は私の不徳の致すところで、上沼恵美子さまに失礼極まりない言動をしてしまい申し訳ございませんでした。今後は二度とこのような事がないよう深く反省しお詫び申し上げます」(久保田

「昨日の僕の醜態について、上沼恵美子さん、 M-1に携わる方々、すべての方々にお詫びしたいです。申し訳ございませんでした」(武智)

 2人が揃って謝罪を表明した後も、「謝って済む問題ではない」「更年期障害という発言はいくらなんでもひどすぎる」といった批判の声は、やむことなく数多く飛び交っている。

 このような世間の反応に対し、あるお笑い芸人は疑問を投げる。

「まず、放送を見ていた際には、上沼さんの発言に対して疑問の声が実際に芸人仲間の間でありました。上沼さんがミキのことを好きだと言っていたのは、笑いを取るためではなく、実際に好きであり、その気持ちが言葉として出てしまったものです。しかし、審査員がそのようなことを言うのは問題があります。劇場で見ていた多くの芸人も、放送を見ながら上沼さんに不満を言っていました。

 点数のつけ方も、隣の松本人志さんとズレがあり、芸人が“神”と崇める松本さんと別の物差しを持っていることは、悪い印象を与えます。さらに、松本さんが10組中6番目の88点と悪く評したミキに98点をつけた上沼さんは、結局、贔屓をしているだけであり、審査員として不適当というのが、ほとんどの芸人の判断です。

 個人的には、久保田さんや武智さんがあのように思い、発信するのは良いことだと思います。騒動になり、お2人には損害がありますが、あのようなかたちで発信しないと、上沼さんは永遠に審査員をやり続けたかもしれません。

 きっと、ほかの出演者も不快に感じていて、誰が発信してもおかしくなかったと思います。上沼さんの発言は、芸人に対してあまりに愛がなく、それでいて笑いを取るわけではなく、M-1を企画した島田紳助さんの勧めでなければ、あの席にふさわしくない人材です。

 また、武智さんのツイッターを見るとリプライ欄が荒れていましたが、なぜ一般の方が怒っているのかよくわかりません」

 確かに、上沼の審査基準に対しては視聴者からも疑問の声が多い。その一方で、出場者が審査員に対して批判の声を上げることは、是非が問われるところだ。今後、騒動はどのように収束するのだろうか。
(文=編集部)

とろサーモン・久保田かずのぶ