11月30日から12月2日にかけて行われた「東京コミコン 2018」。ポップカルチャーの祭典と称されるにふさわしく、会場には映画、漫画、アニメ、フィギュアなどの、様々なレアアイテムの展示や、個人、企業のブースが出展し、イベントを盛り上げた。そんな会場の様子を振り返り!ここでは、貴重な映画のアイテムたちを中心に紹介していきたい。

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シュワちゃんが乗ったあのハーレーが…!大人気の乗り物系

なにから見たらいいのやら…とうれしい悲鳴をあげてしまいそうなほど、会場のいたるところに魅力的な展示が集結していた「東京コミコン 2018」。まず初めに紹介したいのが、本邦初公開のものを含む、映画やドラマの撮影で使われた超貴重なアイテムたちだ。

今回の目玉の1つが『ターミネーター2』(91)の、ジョン・コナーがT-1000に捕まる寸前に救出されるシーンで印象的に登場した「Harley-Davidson Fat Boy」だ。アーノルド・シュワルツェネッガー演じるT-800にぴったりの、無骨でかっこいいこのバイクは、実際の撮影に使用されていたもので、シートにはダメージがあったりと、撮影の痕を感じさせるマニア垂涎の状態だ。

今年初公開の乗り物としては『ビーン』(98)で主人公のMr.ビーンが愛用している「MINI 1000」も大々的に展示されており、おなじみの錠前をくっつけたドアなど、細部を間近で確認できるファンにとってはたまらないものに。また、開いたドアから内部をじっくり見ることができる『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの「デロリアン」や、ドラマ「ナイトライダー」の「ナイト2000」も昨年に引き続き設置されており、多くの人から注目を集めていた。

アメコミから、洋画、今年話題のあの作品も…セレブが着た衣装たち

乗り物系と並んで充実していたのが、撮影で着用された衣装の数々。「コミコン」という場もあり、アメコミ関連のものが特に人気で『ダークナイト』(08)と『ダークナイト ライジング』(12)でクリスチャン・ベールが着用した、ミリタリーな要素が特徴のバットスーツと『スーパーマン3 電子の要塞』(83)のクリストファーリーヴ扮するスーパーマンが着ていたボディスーツの周りには、人だかりができていた。

洋画ファンにとってたまらない名作の衣装が多く、『パオレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち』(03)からは、ウィルターナー役のオーランド・ブルームが着用したコートとバルボッサ船長の衣装、『ファイト・クラブ』(99)からは、タイラー・ダーデンを演じたブラッド・ピットが着たバスローブも登場。『ロッキー3』(82)で、サンダーリップスとの戦いの際に、ロッキーが着用したボクシングショーツは、なんとスタローン本人のサイン入り!

また、マイケル・ジャクソンがTVインタビューの際に着用したシャツや、今年大ヒットを記録した『カメラを止めるな!』の衣装までバリエーションも豊富だった。

これら以外にも『ターミネーター』(84)の「ターミネーター T-800」や『ターミネーター2』の「エフェクトマスク」、『ダークナイト』シリーズからバットマンブラスター銃や、来日していたピーター・ウェラーのサインが入ったロボコップのスタチューなどもあり、見どころだらけだった今回のコミコン。また会場の中央には、11月に亡くなったスタン・リーの追悼モニュメントも設置されており、メッセージボードには多くの人が、彼への愛や感謝の気持ちを言葉やイラストで表現していた。(Movie Walker・取材・文/トライワークス)

『ターミネーター2』で実際に使用されたハーレーなどレアアイテムがズラリ!