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 懐ゲー主体のゲーセン“池袋ゲーセンミカドinランブルプラザ”と“高田馬場ゲーセンミカドinオアシスプラザ”の店長である池田稔氏に経営の苦労を聞いた。



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店長:池田稔氏
 ふたつの“ミカド”を経営する名物店長。じつは、『ダライアス コズミックコレクション 特装版(』※1)に収録されている『ダライアス オーディオトラック -ティアット ver. -』にギター演奏で参加していたりもする。


※1……タイトーから2019年2月28日に発売予定。エビテン限定セットhttps://ebten.jp/p/7015019022802)をチェックしよう。



激レアタイトルも遊べるサボリーマンの聖地! 池袋ゲーセンミカドの名物店長が語る経営の苦労とは?
 池袋の駅近に、新しいゲームセンターオープンした。店内では『グラディウスII』に興じるおじさんや、格闘ゲームでワイワイ楽しむ者たちの姿が。20年前ならどこでも見られた光景だが、汎用筐体が主流のゲームセンターがめっきり減った昨今では、とてもノスタルジーを感じる。
 このゲーセンの店名は“池袋ゲーセンミカドinランブルプラザ”。ミカドと聞いてピンと来た方もいると思うが、お察しの通り“高田馬場ゲーセンミカドinオアシスプラザ”の姉妹店だ。なぜ、このご時世に懐ゲー主体のゲーセンを経営するのか。ミカド両店舗の店長である池田稔(イケダミノロック)氏にお話をうかがった。  

 高田馬場店が開店したのは2008年。少ない資金でやりくりするため、建物のオーナーに共同経営という形を持ち掛けたところ、同オーナーより、池袋のランブルプラザも紹介されたそうだ。そのときは、階層が2フロアと少なく、見回る店員の人件費を抑えられる高田馬場店を選択。そこから先は、珍しいタイトルを稼動させたり、毎日のようにイベントを開催するといった池田氏の手腕によって、高田馬場ゲーセンミカドは都内の名物ゲーセンとして成功していく。
 一方、池袋ランブルプラザを経営することになった某会社は、東日本大震災後の不景気のあおりを受けてか、夜逃げしてしまった。その後はオーナーが店内を整え、5年余り経営を続けていたのだが、今年の4月にとうとう閉店を考え、池田氏に相談してきたそうだ。「もったいないと思いましたね。場所も悪くないし、閉店してほしくないですと大家さんに話したところ、じゃあお前がやれって(笑)」と池田氏は当時のやり取りを語る。居抜きということもあってか、正式なオープン日(10月21日)の3週間前からプレオープンと称し、店内を整えつつも営業することができた。ただ、居抜きだからといって楽なことばかりではない。残された備品の整備やネットワーク環境の見直し、そして不用品の処分などの問題が山積みで、「正直、居抜きのほうがキツイ」とのこと。数々の苦労を乗り越えてまで新店舗を開く原動力は何だろうか?  

 池田氏によると、「新しいゲームは高いし、従量課金(※2)の問題もあって、中小企業や個人経営のゲーセンは斜陽の時代を迎えました。高田馬場では中古基板を回し、お客さんが盛り上がれる企画や大会も立ち上げ、生配信など現代のツールを使って大昔のゲームを紹介するといったスタイルを作り上げていきました。このスタイルがほかの土地でも通用するかどうかを確かめ、成功事例として世間に見せつけたい」。これが新店舗オープンの理由だそうだ。11月以降は、池袋店でもイベントが開催される予定。徒歩40分の距離にある高田馬場店と、スタンプラリーのように往復して楽しめる企画も考えているのだとか。その一方で、いわゆる“サボリーマン”がフラッと立ち寄り、『上海II』などを軽く遊んで帰っていく……といった“オヤジの聖地”としての場も守っていきたい、と池田氏は語る。オッサンの自分も通うことになりそうだ。


※2……お客さんがプレイした料金の数%がゲームメーカーに流れるシステム



おまけ
ハイスコアガール』制作の裏で……
 アニメハイスコアガール』のゲーム画面撮影には、ミカドが協力している。『モータルコンバット3』のバージョンアップ前の基板(とても貴重)をアメリカで借りてまで撮影したものの、実際に使われたのはタイトル画面のみだったそうな。ある意味伝説だ。

池袋ゲーセンミカドinランブルプラザ
所在東京都豊島区東池袋1-42-19 
営業時間 10:00~24:00(年中無休)
URL (http://mi-ka-do.net/ )

 池袋駅東口から徒歩4分。写真は正式オープン直前(プレオープン中)の様子で、取材時の時点ではもとのゲームセンターゲームパーク ランブルプラザ”の看板が使われていた。マスコットキャラクターは、『ハイスコアガール』のマンガ家押切蓮介先生画。


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『VS. スーパーマリオ』も!