松野頼久

柔道の元世界王者でプロレスラーとしても活躍した小川直也氏と、松野頼久元官房長官の美人妻が「焼き肉デート」や深夜の密会をしていたと6日発売の『週刊新潮』が報じた。

 

■衆院選で比例復活が叶わず

松野氏は細川護熙元首相の秘書出身。2000年に初当選して以来、衆院議員に連続6期当選してきたが、昨年の総選挙希望の党から地元の熊本一区で出馬したが、落選し比例復活も叶わなかった。

鳩山由紀夫首相の側近として内閣官房副長官を務め、2012年総選挙の前には、民主党の苦戦が予想されたために、長年世話になった民主党を離れて、石原慎太郎代表、橋下徹代表代行の日本維新の会に入党。

平沼赳夫衆院議員(当時)が就くまで、同党の国会議員団代表を務めた。その後、政界再編を目指して、日本維新の会を、石原慎太郎代表や平沼赳夫氏ら極右系と主流派とに分党。

渡辺喜美代表の独断専行に嫌気がさして、みんなの党を離党した江田憲司代表が率いる結いの党と維新の会主流派は合併して、維新の党結成に参画して、維新の党代表代行兼国会議員団会長、維新の党幹事長を歴任した。

 

■維新の党の代表になった後は…

2015年5月に大阪都構想が住民投票で否決されると、橋下徹共同代表は代表を辞任し政界引退を表明、江田憲司共同代表も引責辞任した。そのため、代表が空席となったために、維新の党は両院議員総会を開き、後任に松野氏を選出。

安倍一強に対抗する野党を創るために、2016年3月に民主党維新の党は合併して、民進党を結成した。

民主党の名前では政権交代が叶わない」という松野氏の意見が採用され、党名は民進党になったが、かつて民主党を裏切り日本維新の会に鞍替えした落とし前をつけるために、無役になった。

父は衆議院議員、防衛庁長官、農林大臣、労働大臣、総理府総務長官を歴任し、引退後は「政界のご意見番」として大物政治家を指南してきた松野頼三氏。次女・松野未佳は2016年ミス日本コンテストグランプリ受賞者である。

■節操のなさには呆れる声も

松野氏は節操のなさが有名で、議員からの評判は芳しくない。維新の党から道を共にしてきた衆院議員は語る。

民主党時代は鳩山由紀夫グループの番頭だったのに、鳩山氏が首相を辞めると小沢一郎氏に近づいて、2010年の民主党代表選では菅直人元首相の対抗馬として、小沢氏を担ぐ中心役を担った。

 

2011年、民主党代表選挙では小沢グループが担いだ海江田万里衆院議員を擁立。同年12月には小沢氏が立ち上げた政策グループに参加した。

 

しかし、2012年には小沢氏から離れて、飛ぶ鳥を落とす勢いだった大阪維新の会に接近。民主・みんなの党の議員を誘い、維新と連携した『道州制型統治機構研究会』を立ち上げました。

 

2013年参院選後は、今度は細野豪志氏や江田憲司氏に近づき、三人を中心に『既得権益を打破する会』を結成。民進党結成後は、旧維新の党メンバーを集め、江田氏と政策集団を創り、私も参加しました。

 

2016年の民進党・代表戦では私たちグループは蓮舫・参院議員を支持したのに、松野氏は今度は前原誠司氏に取り込み、代表選で前原氏を応援しました。

 

2017年9月の民進党代表選でも前原氏を支持し、功績を買われて国対委員長に就きました。とにかく節操もなく取り入る相手が変わり、政党を変え、芯がない人ですね」

 

■「ホステスのような美人」

さて、スキャンダルに話を戻そう。『週刊新潮』によると、11月上旬の深夜、渋谷区松濤にある松野氏の豪邸に、小川氏と松野氏の妻とみられる女性が入っていく様子が目撃された。頼久氏は不在だったという。2人は直前に埼玉県内の焼き肉店で食事をしていたとされる。

松野氏の妻について永田町関係者は「まるでホステスのようだという人が多いですよ。美人ではつらつとして人当たりもいい。誰もが振り向くような美人ですよ」と語る。

松野氏の長女は週刊新潮の取材に、2人の関係を「共通の趣味があってよく会っているんです」と述べ、3人で食事をしたり、小川氏の家に泊まったこともあると話した。小川氏は同誌に、松野氏の妻とは友人関係だと弁明した。

 

■妻と小川氏との関係について知らなかった

松野頼久氏と親しい永田町関係者はいう。

「松野さんは蚊帳の外。少なくとも小川さんと奥さんとの関係は知らなかったです。週刊新潮・記者の取材を受けて、初めて知ったようです。まあ、今後は離婚協議に入るかもしれませんね」

 

松野頼久氏は昨年落選後、引退表明はしていないが、政治活動を控えている。公式サイトは昨年の総選挙用に用意されたもののままで、更新されていない。はてさて、久々に注目を奇しくも集めた政界の渡り鳥・松野頼久氏は次はどこへ行くのだろうか。

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(取材・文/しらべぇ編集部・及川健二

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