鬼龍院翔(画像は鬼龍院翔オフィシャルブログスクリーンショット

ゴールデンボンバーのボーカル・鬼龍院翔が自身のブログで、廃盤となった音源を無料で配布し、大きな反響を呼んでいる。

 

■レア音源の高額取引きに「残念な気持ち」

5日、「配信と、廃盤音源流出配布」と題してブログを更新。自身のセルフカバーアルバム『個人資産』のリリース日(配信スタート)であることをお知らせしている。続けて「この機会に…」と切り出した鬼龍院

ゴールデンボンバーが事務所に入る前、インディーズの頃に作った廃盤音源は、ファンにとって高額を出してでも手に入れたいレア商品だろう。そんなファンの気持ちを利用して、ネットオークションなどで高額で販売していることも多いようだ。

こういった取引きがあることに「残念な気持ちになっていました」といい、「本来そこに使われるべきではない対価がコピーし続ける人へ支払われ続けるのは新しい音楽を売っていく僕等にとって如何なものか」と怒りも滲み出ている。

 

■「廃盤音源」を価値のないものへ

鬼龍院が出した答えは…「廃盤音源の価値を無くす」ということ。そして今回、『音楽が僕らを駄目にする』『The golden J-POPS』『恋愛宗教論』の3タイトルのデータをみずから流出させた。

データがあれば、自分でコピーすることができるため「とりあえずダウンロードしてください」「このファイルがこの世に出回ることが、廃盤音源の価値を無くす手助けになります」と呼びかけている。

■ジャケット・歌詞のデータもセット

「昔の稚拙な音源を公開するのは恥ずかしくて」とこれまでためらっていたことも明かしたが「そうも言っていられないな」と、ニューアルバムのリリースに合わせて行動したようだ。

音源のみならず、ジャケット、歌詞カードなどのデータも合わせて配布。さらに、「Windowsでそのまま解凍すると文字化けするので」と推奨するフリーソフトの紹介とURLまで追記で貼り付けている…なんて親切なんだ。

 

■「尊敬する」「感謝しかない」

鬼龍院のファンを想った転売対策の行動に、ツイッターでは歓喜と感動の声で溢れている。

ちなみに本人いわく「今より歌声気持ち悪いよ(^-^)」とのこと。データURLが消される前に、ダウンロードしておきたい。

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(文/しらべぇ編集部・長谷川 瞳

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