先日、英ポートランド公爵家に伝わる貴重なティアラがノッティンガムシャー州のウェルベックエステートにある「ポートランド・コレクション」ギャラリーから盗難されたが、警察がその防犯カメラの映像を公開している。


ダイヤモンドをふんだんに使ったこのティアラは、第6代ポートランド公爵であるウィリアム・キャヴェンディッシュ=ベンティンクが夫人のために作らせた、カルティエの特注品。夫人は1902年にウェストミンスター寺院で行われたエドワード7世の戴冠式においてこれを身に着けたという。

ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館の宝石に詳しい学芸員は、「イギリスの素晴らしい歴史あるティアラの1つ」であると『Hello!』に語っているが、専門家はティアラをバラして売ってしまうのではないかと危惧している。

防犯カメラの映像には、バールのようなものなどを持つ、3人組の男が映っていた。3人は盗難後クルマでこの場から逃げたが、警察はその90秒後に犯行現場に到着したという。

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