中国ではネットゲーム産業の成長が著しく、「荒野行動」をはじめとする多くのゲームが日本にも上陸して多くのファンを獲得している。一方で、今年中国では日本発のシンプルな「仏系ゲーム」である「旅かえる」が大流行した。中国メディア・東方網は6日、「中国で人気を集めた日本のミニゲームから、われわれは何を学べるか」とする記事を掲載した。

 記事は、「旅かえる」に代表される、日本のシンプルスマホゲームが持つ魅力について、3つの点から解説している。1つめは、注目を集めるような斬新かつおもしろいアイデアだ。「日本のミニゲームをよく観察してみると、ゲームの核にあるのがおもしろいアイデアだということに気づく。開発者が払う最大の努力は、このアイデアゲームとして形にすることなのだ」とした。

 2つめには、シンプルな操作を挙げている。日々時間に追われている日本人は、ゲームに対して操作のシンプルさを厳しく求めており、スマホの縦長画面で、なおかつ片手で操作でき、指だけですべての操作が完了できるという点が重要なのだと説明。電車に乗る時間にちょっと楽しめる手軽さが求められており、1回のプレイ時間の短さも大きな要素になると解説している。

 そして、3つめは、繰り返し遊んでもおもしろいこと。本格的なゲームがやり込み度、パラメーターの成長、システムプレイヤーどうしの競争といった点を売りとしているのに対し、シンプルスマホゲームには何度同じことをやっても飽きないような、おもしろさを感じさせるテクニックがふんだんに盛り込まれていると伝えた。

 記事は、「われわれのゲーム業界はますますヘビーになっており、あらゆるゲーム製品がユーザーの貴重な時間を奪い取っている。一方で『旅かえる』のようなミニゲームはこれに反し、ユーザーの貴重な時間を奪わないどころか、ユーザーゲームから少し遠ざけて適度な距離を保たせる力を持っている。本格的なゲームが娯楽のメインディッシュと言うならば、近い将来には調味料スパイスとしてのミニゲームが不可欠な存在になるかもしれない」と論じている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

今年中国で起きた「日本のスマホゲームブーム」 どうしてこんなに人気になった?=中国メディア