昨年6月、神奈川県大井町の東名高速で、一家4人が乗るワゴン車を「あおり運転」で停車させ、大型トラックによる追突事故で夫婦を死なせたとして逮捕された、石橋和歩被告(26)。
別件トラブルの被害者が法廷で証言した内容に、再び激しい怒りの声が相次いでいる。
■死亡事故の2ヶ月後にもあおり運転
今月6日、危険運転致死傷罪などに問われた石橋被告の第4回公判が、横浜地裁で開かれた。期日には、死亡事故から2ヶ月後の昨年8月に山口市で石橋被告から同様にあおられたという男性が証人として出廷。
報道によると、男性は「夫婦が亡くなるような事件に関わっていたのに、その数カ月後に私にあおり運転をした。何か思うことはなかったのか」と法廷で訴えたという。
■煽ったうえ「常軌を逸した暴言」
『朝日新聞デジタル』によると、石橋被告は昨年8月、男性が運転する車の前に入って減速を繰り返し幅寄せをして停車させた後、ドアノブを引っ張るなどして「降りてこいちゃ」「出てこいちゃ」と怒鳴った。
男性が警察に通報し、警察が対応にあたった際にも「殺すぞ」と何度も声をあげ…
「俺は人を殴るために生きている」
と叫んでいたという。検察側は、この事案を強要未遂罪で起訴。弁護側はドアを叩いたことなどは認めているが「降車は共用していない」と無罪を主張しているという。
■「この人を世に放たないで」と怒号
報道を受けて『Yahoo!ニュース』には、激しい怒りの声が相次いで書き込まれている。
「見せしめというと言葉はよくないが、ここで司法が判断を誤ると、犠牲者は増えるよ。過去の判例からはありえないような重い判決が出ても、国民は皆納得すると思う。裁判員のみなさん、正しい判断を望みます」
「本当に殺人罪でいいと思う」
「司法へお願い。こんな野獣を世に放たないでくれ。必ずや第二、第三の被害者がでるはずだから」
「ご遺族の気持ち考えたら言葉もでない…」
「殺人罪では裁けないのか」と、悔しさを滲ませる人も。
■約4割弱の人が「あおり運転」の被害に
しらべぇ編集部が全国の20~60代の1,328名を対象に「あおり運転をされたことがあるか」調査を実施したところ、全体で35.0%の人が該当した。
「あおり運転」をする危険なドライバーはごく身近に存在していることを伺わせる驚愕の結果となった。
石橋被告に今後どのような判決が下されるのか、今後の裁判の行方が注目される。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年11月17日~2017年11月20日
対象:全国20代~60代の男女1,328名(有効回答数)
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