武井壮

タレントの武井壮が6日、自身のツイッターを更新。体罰を容認する考えに怒りをあらわにし、話題になっている。

 

■体罰を「ただの悪習」とバッサリ

「体罰も伝統のひとつ、じゃねえよ、そりゃただの悪習って言うんだよ」と激怒した武井。

体罰によって育った人もいる、という主張にも「そんな悪習の中でも賢く真っ直ぐに頑張って進めた奴が偉いんだよ、殴った奴が偉いわけじゃねえ」と真っ向から否定した。

さらに、体罰がなければどうしようもない人やケースもあるという意見には「それを暴力無しでどうにかできる人間にするのが教育だろ!」と熱い思いをつづった。

 

■体罰は「指導の名を盾にした虐待」

しらべぇ既報のとおり、これまでにも「体罰」「パワハラ」問題を徹底的に批判してきた武井。指導者が暴力を行使することについて「指導の名を盾にした虐待」と語っていた。

社会科と商業科の高校教員免許も所持しているだけに、教育に対する熱い思いがあるのだろう。

投稿を受け、ネット上では「正論だ!」「その通り」と称賛の声があがった。

「暴力を正当化するための綺麗事はいらない。本当の愛情があるなら、暴力には決して変わらない。DVも体罰も根本的なところは同じだと思う。自分の感情もコントロールできない奴に人を教える資格はない」

 

「そういう指導者にパワハラ受けて選手として終わった者です。凄い共感します…武井さんみたいな考えの教育者が増えて欲しいですね」

■「きれいごと」と厳しい声

体罰を徹底的に批判する武井だが、一方で厳しい意見も。

「きれいごとですね全部が全部悪いってことはこの世に存在しないのですよ」

 

「実際に本当にどうしようもない人を暴力ではなく更生させたことはおありですか?」

 

また、「正論を外野が言うのは本当に説得力が無いので、やめたほうがいいですよ。せめて教師として数年教壇に立ってください」との声もある。

これを受け武井は「オレ専門学校や大学で講師をしてたけど?」と反論。この流れに「最高にスカッとする」との声が寄せられている。

 

■「教育やしつけに体罰は必要ない」をどう思う?

称賛が相次いだ武井の持論だが、一部では否定的な意見もみられた。

しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,353名に「『教育やしつけに体罰は必要ない』という考え」について調査したところ、1割ほどではあるが「必要ないという考えはおかしい」と回答。

愛のあるムチであれば許される…という考えなのだろうか。

 

一筋縄ではいかない体罰や教育の問題。しかし、影響力のある武井が体罰否定を発信していくことは、同じ考えの人からすれば心強いだろう。

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(文/しらべぇ編集部・鳩麦エスプレッソ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2017年12月15日~2017年12月18日
対象:全国20代~60代の男女1,353名(有効回答数)

武井壮「体罰容認派」に怒涛の反論 「正論だ」「説得力がない」と賛否両論