中国メディアの新浪網は7日、中国のJ―10C(殲10C)戦闘機が、同シリーズの初期タイプのJ―10Aと比べて、最高速度でマッハ0.4、航続距離が250キロメートル低下していると紹介した。
J―10は成都飛機設計研究所が開発した単発ジェット戦闘機。初飛行は1998年中国軍(空軍および海軍)での配備が始まったのは2005年とされる。生産機数についてははっきりせず、650機から800機までの説がある。初期のタイプはJ―10Aで、その後J―10B、J―10Cなどが登場した。
中国は軍事面について秘密主義の色彩が強い。新浪網記事も、戦闘機の具体的データについては「機密保持が厳格」とした上で、11月に開催された珠海航空ショーで海外への売り込み用に発表されたJ―10Cに関連するデータで、最高速度がJ―10Aのマッハ2.2よりマッハ0.4低いマッハ1.8、航続距離がJ―10Aの3200キロメートルより250キロメートル短い2950キロメートルだったことを「驚きかもしれない」などの文言を交えて紹介した。
ただし記事は続けて、J―10Cの一部性能が低下した原因は、地上攻撃なども行う「マルチロール機」としての機能が重視されたためであり、J―10Aと比べてレーダーやその他の電子機器が換装されて重量が増し、エンジンの出力がJ―10Aとあまり変わりがない状況では速度低下は正常な現象と説明。同世代の戦闘機が空戦する際の速度はマッハ0.8~1.2であり「それ以上速度が増してもあまり意味がない。燃料消費が莫大になり機動性は低下してしまう」と主張し、J―10Cの改良は合理的だとの見方を示した。
また、米国の戦闘機であるF―16でも初期タイプからの改良が進むとともに重量が増し、「機動性はやや低下したが戦闘力は不断に進歩した」と主張した。(翻訳・編集/如月隼人

中国メディアの新浪網は7日、中国のJ―10C(殲10C)戦闘機が、同シリーズ初期タイプのJ―10Aと比べて、最高速度でマッハ0.4、航続距離が250キロメートル低下していると紹介した。写真はJ―10C。