モドリッチに敬意を表しつつ、ロナウドの偉大さを主張「他の誰より受賞にふさわしい」

 2018年のバロンドールは、レアル・マドリードUEFAチャンピオンズリーグ(CL)三連覇とロシアワールドカップ(W杯)MVPという実績を残したクロアチア代表MFルカ・モドリッチが受賞した。しかし、自身も受賞経験のある元ブラジル代表FWリバウド氏はポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドユベントス)が受賞すべきだったと持論を展開している。

 リバウド氏は英国のベッティングサイト「ベットフェア」で、1999年に自身も受賞経験のあるバロンドールについて言及している。「ルカ・モドリッチは2018年に素晴らしいシーズンを過ごした」と今年度の受賞者モドリッチへ最大の敬意を示しながらも、「もし私にも選ぶ権利があったならば、ロナウドに投票していただろう」と結果に異論を唱えた。

「あのポルトガル人選手(ロナウド)は昨季、もの凄い数のゴールを決め、CLを勝ち獲った。ユベントスとのアウェーゲーム(準決勝)ではセンセーショナルなゴールも決めた。W杯ではスペイン戦のハットトリックを含む4得点で価値を証明した。彼は他の誰よりも受賞に相応しいと思うよ」

 実際の投票でもロナウドは、モドリッチに続く2位の票を獲得している。リバウド氏が主張するようにロナウドが史上最多6度目の受賞を果たしていた可能性は大いにあった。

5位に終わったメッシについても言及「少なくともトップ3に入るべきだった」

 またリバウド氏は、ロナウドとともに最多タイ5度のバロンドール受賞を誇るバルセロナアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが投票で5位になった事実にも衝撃を受けているようで、「メッシは少なくともトップ3に入るべきだった」としている。

ロナウドは(ユベントスへ)移籍したことが受賞を逃す一因になったという人もいるが、私はそれには同意できない。レアル・マドリードからユベントスへ移籍することがハンディキャップになるとは考えられない。ロナウドからメッシメッシからロナウドと続いていた歴史に新たな選手の名前を加えて塗り替えようとしていたんだと思う。いずれにせよ、彼らはソリッドで、クラブで決定的な働きをしていたのだから、この傾向が変化する理由はなかったと思う」

 リバウド氏は依然としてロナウドメッシの二大巨頭がサッカー界のトップに君臨していると主張していた。(Football ZONE web編集部)

バロンドールを受賞したMFモドリッチ【写真:AP】